怪しい【ビジターアンケート調査】はフィッシング詐欺｜騙されないで！

ある日、いつものようにスマホでネットサーフィンをしていると、急に自分が飛びたかったページじゃない画面になりました。

そこには、「2019年間（間!?）ビジターアンケート（東京）ブラウザー意見アンケート」の文字が。

本当に突然開いたので一瞬「んっ！？」となりましたがここは冷静に。このページが一体何なのかを調べてみました。

「あなたはラッキーユーザーです」

こんな怪しげな言葉で近づいて来られても、警戒心をあおるだけだと思うのですが、これは典型的なフィッシング詐欺です。

kuranはこれが初めてでしたが、ずいぶん昔からこの春先に現れるフィッシング詐欺のようです。昔と今と文言もデザインもほとんど変わることなく送り続けられているということは、ある一定数は騙されてしまう人がいるということなので、十分注意してもらいたいです。

アンケート画面が送りつけられても、冷静に一度ページを置いておき「ビジターアンケート」で検索し、このページを見ているあなたは大丈夫なのですが、そのまま言われるがままページの奥へ奥へ進んでいってしまう人がいるのがとても心配です。

なにも労せずに向こうからラッキーなどはまぁきません。近づいてくるのはこういった怪しい輩のみです。

突然現れるページ

送られてくるページはこんな感じ。

でかでかと「おめでとうございます」の文字。

そして頑なに2019年間（間!?）と表示してきます。その下には「Samsung Galaxy S10+」が当たるチャンスということで、モノで釣ろうとしてきます。しかもおめでとうございます！という割には「当たる」「チャンス」をもらえるだけで確実に貰える訳ではありません。詐欺なのにケチっています。

その下にはアンケートが続いていて、形だけの４項目アンケートに答えるのみ。

このアンケートには危害はないですがもうここでタブを閉じてしまうのが賢明です。こんなものに付き合う必要はありません。

ありませんが、ちょっと付き合ってみることにしました。

アンケートを進めていく

アンケートは1/4のみなのでサクサク進めます。

質問内容は以下の通り。

これでアンケートはおしまいです。

ブラウザー意見アンケートということでインターネットに関する質問ばかりです。この質問にどんな意味があるのでしょうか。

これをサクサク答えていくと次に、

きました。

いよいよ「当たるチャンス」の「Samsung Galaxy S10+」の画像です。

定価を大幅に下回る￥１００です。

しかしよく考えてみると、「当たる」「チャンス」な上に１００円を払わせようとしてきています。

当たるんちゃうんかーい。

SNS風にぽく見せている

上記の「ここをクリック」の下へスクロールすると次のような画面に。

レビューページ。

これで信ぴょう性を高めようと必死ですね。こんなもので騙されてはいけませんが、日本人は集団行動慣れしているためにこういったものを信用しやすいという意識がありますね。

ここから先が要注意！

これより先のページが要注意です。

いよいよ本題、このアンケートの真の狙いは次のページにあります。

商品ページ。

そしてでかでかと￥１００の文字。

でも上部に背景に溶け込むように小さな文字で何やら書かれています。

「新規のすべてのお客様には、表示されたキャンペーン商品の抽選に参加することができます。もしお客様がラッキーな当選者の場合は、当社より直接メールでご連絡します。この特典は６日間のトライアルで無制限のオンラインエンターテインメントがついてきます。そのトライアルの期間が終了すると、自動的に月額（￥4999）がお客様のクレジットカードから引き落としされます。何らかの理由で当社のサービスにご満足いただけない場合は、６日以内に退会することができます。退会されるまで毎月更新されます。このキャンペーンは2019年の12月31日に失効します。

とのこと。

大事なことがとっても見えづらく書かれています。

そしてこのページ。

個人情報を入力する画面になります。

ここは入力してはいけません。すぐにタブを閉じて、また来年お春頃に同じようなページが開くまで忘れ去りましょう。

また「おめでとうございます！ビジターアンケート調査」のページが開いたら、

おっ　春が来たか

と思うくらいの余裕があればもう大丈夫です。

まとめ

今回こんなページが初めて開きましたが、毎年毎年くるようなので皆様も十分注意してください。

スマホだけではなくもちろんPCでも出てくるページです。

このようなフィッシング詐欺はたくさんありますが、ちょっとページもそれらしく作られているので、念のための注意喚起です。

このページが開いたらすぐタブを閉じて新しいページを開きましょう。

くらしをあげる、kuranでした。

■個人情報を守る方が大変な世の中■