#9 60cm水槽にいる古代魚はニョロっとしたあいつ
- 2020.05.28
- くらしのアクアリウム
30cm水草水槽をレイアウトしたい|過去ブログから整理編#9
ネイチャーな水草水槽をレイアウトする過去編の#9。
今回は60cm水槽とその中を泳ぐ生体についてのはなしです。
60cm水槽でできること。
30cmの水草メイン水槽、15cmのエビ量産水槽につづき、今回は60cm水槽がついに陽の目を浴びます。これははじめらへんの記事で張っていた伏線の回収作業です。今回の水草記事はほんの少しになるかと思われますが、辛いものの後には甘いものという気持ちで楽しんでもらえると幸いです。
60cm水槽の中にいるのは
こちらが60cm水槽の全貌です。
実にあっさり、水草ちょっぴり、レイアウトもクソもありません。
この水槽にはごちゃごちゃものを入れられない理由があります。前回の最後に予告として貼っていたこの画像、
怪獣◯◯と題されたシルエット画像。
その正体は…
うちのアイドル、ポリプテルス・パルマス・ポーリーです。
石をも動かしてしまうパワーの持ち主なので、水草は入れることができません。
ペットの名前の付け方
現在15cm程。バタフライ同様これまたオスかメスかわかりません。
バタフライはあの見た目でメスだと教えて頂いたので、こいつももしかしたらこんな見た目のクセしてメスなのかも知れません。
ところでよく名前をあまり考えもせず付ける方がいますね。
例えばマルチーズ犬だから「マル」だとか、セキセイインコでピーピー鳴くから「ピーちゃん」だとか…
もうすこし愛情を持って、飼い主としての初めの責任として名前はしっかり考えるべきだ、と思います。
間違っても、ポリプテルス・パルマス・ポーリーだから「ポリ」なんて命名してはいけないと思うのです。なんとも安直すぎます。
だからうちのポリプテルス・パルマス・ポーリーは愛情を込めて、「パル」と呼んでいます。
よく考えられたピッタリな名だと自負しています。
パルも大満足です。
バタフライフィッシュとの相性は
さて、この子は立ち上げ当初、30cm水槽でバタフライと仲良く住んでいました。
(ちなみにバタフライは「バタ」と呼んでいます。バタも「ネーミングセンス、マジぱねぇ」と言いたげです。)
しかし、成長するにつれ、バタフライを友達という認識から「水面に落ちたエサ」と意識改革をしていきました。
じゃれてると見せかけていきよい良くパクッ!バタは瞬時にバシュッ!という攻防が繰り広げられていました。
結果、バタフライの羽根は見事にボロボロ。ヒレというヒレが喰いちぎられてしまいました。こりゃあかーん!ということで急遽この殺風景60cmに移し、今に至ります。
パルマスはポリプテルスの中でも小柄
パルは他のポリプテルスと比べると小型の種類になります。最大で30cm程です。
それでも大きいですね、パルはまだ半分くらいです。
ポリプテルスには下顎タイプと上顎タイプに分かれています。基本的にはエンドリケリーのような下顎が突き出るタイプが大型種とされているようです。
パルマスは飼いこむと体全体が緑化して綺麗です。
ちなみに熱帯魚屋さんでよく見るのは、ポリプテルス・セネガルスやポリプテルス・デルヘジーなどが多め。
ポリプテルス・パルマスは結構希少種であまり見かけない上に、上記の二種に比べるとかなり高額です。セネガルスの稚魚が700〜1000円くらいだとして、パルマスは3000円以上することが多いです。
うちのパルは2500円くらいだったと思います。
投げ込み式ろ過装置
ちなみに奥に見えているこれ。
これは自家製投げ込み式フィルターです。
アクリルパイプを切り穴を空けたものの、下からエアーレーションを入れて、途中ろ材を通り、上で排出すると言う単純な代物です。
バクテリアがすこしでも繁殖するようにと入れています。効果があるのかないのかはさっぱりわかりませんがきっとあるのだと信じています。
脱走防止フタ
あとフタも作ってみました。夏場用に網戸を使ったフタです。
ポリプテルスの種類は全体的に脱走癖があります。
ちょっとでも隙間があるとぬるりと抜け出してしますのでフタは必須。
ただもし抜け出してしまっても、肺魚(えら呼吸ではなく肺呼吸)なのでしばらくは地上でも生きていることができます。とはいえ夏の暑い空気や冬の凍える空気に触れるとかなりのダメージを受けるので、外に出たのを見つけたら可能な限り早く水槽内に戻してあげて、外に出られない対策をする必要があります。
60cmは現状こんな感じで育成中。
まとめ
60cm水槽の主、ポリプテルス・パルマス・ポーリー。
ちなみにエサは冷凍赤虫、生きエサはヒメダカなど。結構何でも食べますが食べるのは下手くそです。
▶︎60cm水槽にはポリプテルス
▶︎パルマスは結構レア種
▶︎脱走名人でフタは必須
次からは30cmの水草水槽の話に戻ります。
過去ブログ編は#10に続きます。
くらしをあげる、kuranでした。
■パルマスは緑の体色が綺麗■
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