緊急!水道管に穴が空き水漏れ|業者に頼らず自分で修理してみた
- 2021.05.05
- くらしのDIY
頻繁ではないにしろ水のトラブルはとても焦ります。なんの覚悟も前触れもないまま止まらない水、早まる鼓動、溢れ出る冷や汗。
庭の整備をしていた時に襲われた水漏れ、GW真っ只中、業者には頼れない。
突然穴が空いた(正確には空けた)水道管を自分で修理してみたので、その経過と結果を記事にしてみます、同じような事態に見舞われた方、まずは落ち着いてこの記事を参考にしてみてください。
お役に立てれば幸いです。
水道管の破損
庭に人工芝を敷こうと思い、芝止めの杭を打ち込んでいたときのこと。
硬くてなかなか杭の入らない箇所が。
何度か強めに打つと、少しグニッという感触とともに杭が打ち込まれた、その直後…
地面の土がじわーっと濃い色に変色、その後湧き水のようにあっという間に辺り一面水浸しに!
瞬間で理解しました、やらかした!
まずは落ち着いて目の前に水道バルブがあったので目にも止まらぬ速さで閉めました、が水止まらず!
なんでよ!!
少しして元栓ではないことに気づき、慌てて元栓を探しました。
1分後元栓発見、即閉じました。
とりあえず湧き水は止まりました。
そして地面を掘り起こすこと5分。
ありました、水道管、しっかりと、はっきりと見えました空けてしまった穴。
水道管はてっきり塩ビパイプかなんかだと思っていましたが、なんか硬い。
絶対塩ビパイプじゃない、鉄かなんかだ。
そう思った時に絶望しました、これ絶対素人じゃなんともならないやつ!
溶接とか切断してジョイントとかなんかそーゆーすごい技術がいるやつ!
とりあえず水は使えなくなりましたが水が溢れ出る危機は一旦去りました。
のでまずはこの状況を打破するサムシングをネット検索します。
結果、なんとかなりそう
いろいろ検索したり詳しそうな知人に連絡したりで導き出した答え、それは「多分なんとかなる」です。
すごい技術がいろうがなんだろうがつまるところ同じ人間!なせばなる!
まずこのパイプですが塩ビパイプではなく銅管だということが判明しました。
確かに少し削れたところが銅っぽい。
そしてこのパイプは給湯管で、給湯器へ続き温めたお湯が通るもしくは温めるためのお湯が通る菅っぽいこと。
詳しい方に画像を送ってみると断熱材がないっぽいから熱い水は通らないのではないかな、ということでした(正確な部分は不明)。
つまり、穴が塞がればなんとかなる、ということ!(素人判断)
とりあえずやってみます。
ホームセンターでモノを物色
困ったときはとりあえずホームセンター!
必要なものは2つ。
1、穴を塞ぐサムシング
2、塞いだサムシングが圧力で外れないようにさらに押さえつけるサムシング
これです。
2軒のホームセンターをハシゴし、店員さんに助言をもらったりしながら購入したものがこれ。
1、ロックタイトの多用途補修パテ
2、ニトムズの自己融着テープ
あと粗めの紙ヤスリ。
と同時にネットでも同じようなものを購入。
もしホームセンターで購入したものでダメだったとき用の保険。
Amazonで明日到着するように購入。
これを使わずに解決したいなぁ。
水使えないのかなり不便!
まずはロックタイトのパテを塗る
穴が空いている箇所は視認できたのでパテを塗ります。
穴はわかりにくければ、少し元栓を緩めると水漏れ箇所がわかりやすくなるので特定しましょう。
穴が分かれば、パテの裏面の説明にもあるようにまずは接地面をヤスリで軽くこすり傷をつけます。
凹凸を作ることで接着しやすくするためです。
パテは外側の青色と内側の白色で分かれています。
二つを混ぜ合わせて硬化させるパテ。
わかりにくいですがフィルムがあるので剥がしてから、ブツブツに切りつつ細かくこねていきます。
2色が完全に混ざるようにこねます。
手につくと割と大変なので、捨てていい手袋なんかでこねるようにしましょう。
こねたら穴に貼り付けますが、ヤスリで傷をつけたにも関わらず銅管が滑ってなかなか塗りにくかったです。
細かくちぎり、こすりつけるように貼り付けるとうまく塗ることができました。
なんとかできました。
パテは余ってもどうせ固まるので全て使い切ります。
初めは柔かいですが数分後には硬化が始まりカチカチに。
固まる前にヤスリやヘラなどで形を整えることもできますが、見える部分ではないのでこのままでいきます。
下手に触ってポロって取れても困るので…。
次に自己融着テープを巻きつけ
2時間後、ガチガチに固まったパテを確認。
もう本当にガチガチになっています、コンクリートを触っているみたい、すごいな。
最終硬化には24時間かかるようですが、もう水を使わなければトイレにも行けないのでここで融着テープを巻くことに。
巻きました。
こちらも説明にあるように、2重3重にすればより強固に固まってくれます。
巻いたテープに重ねるようにやや引っ張りながら巻いていき、行って戻って往復するように巻けば隙間もなくなります。
まき終わったらニギニギしてしっかりとならしてからさらに1時間。
水使えない生活も半日もすれば限界…。
恐る恐る元栓を空けてみると、
なんと問題なく全ての水が使用でき、水漏れもありませんでした。
あれ?なんか意外と簡単だったぞ??
でも内心はビクビクしながら、とりあえず一晩様子を見ました。
念のためにレクターハイテープを巻き直し
次の日の朝、
ネットで注文していた二つが到着。
1、レクターシール EP-200 レクターシール
2、レクターハイテープ RH-1
どちらもホームセンターのものとは比べものにならないほど高価なものです。
レクターハイテープなんて3000円近くします、使い切りなのに。
水道の元栓を閉め、まずは昨日巻いた融着テープを剥がします。
融着テープは融着テープで結構しっかりひっついていて、くるくると剥がせるかなと思っていましたが全然無理だったのでカッターで優しく切りながら剥がしました。
汚れを取って、レクターハイテープの出番です。
説明書。
テープは全て使い切り、使用前は手袋をしてテープを全て水に浸してから巻きつけるようです。
ギブスのようなものですね、グラスファイバー製。
まず水を貯めます。
水は温水の方がより早く使用できるようです。
中身はこんな感じ。
こんだけ?
これが3000円かぁ…。
両手が水と泥でベタベタだったので途中写真はありませんが巻き終えました。
融着テープと同じようにやや引っ張りながら、なじませながら巻きつけます。三往復させました。
しばらくすると泡立ってくるので、しっかり固まり始めるまでギュッと締めたりニギニギして馴染ませます。
温かめの日(25度くらい)だったので30分もすればかなり固まってきました。
そして、2時間後。
もう鉄のようにカチカチに。
自己融着テープよりも頼もしい感じ。これは期待大!
ちなみにネット購入したレクターシールですが、ホームセンターで購入し使用したパテがもう取れないくらいカチカチだったので今回は使用しませんでした。
次の機会があれば使用してみたいですがもうそんな機会なくていいや。
駄目押しの自己融着テープ
カッチカチになったレクターハイテープ。
水を通してみます。
元栓解放。
このまま一晩明かしましたが、全然水漏れはありませんでした。
そして駄目押し。
再び自己融着テープを巻きつけます。
くるくる。
完成。
保護素材を結束バンドで締めて、
土に還しました。
もう2度と会わないことを願います、さようなら。
やっと人工芝敷けた。
長い道のりだったなぁ…。
※画像は一部加工してあります
水漏れから一ヶ月、定期的に水漏れがないかのチェックをしていますが、今の所水漏れはなさそうです。
(赤丸で囲んだところが、水を使用していないにも関わらずクルクル回っていれば水が漏れているかもしれません)
とんだ災難でしたが、なんとか緊急脱出できました。
よかった。
まとめ
水のトラブルは本当に焦ります。
もし同じようなことになってしまったら、まずは自分でなんとかできないか、試してみるのもいいかもしれません。
パテと融着テープ、かなり有能です。
くらしをあげる、kuranでした。
■元栓がどこかは頭に入れておいた方が無難■
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