野良猫の糞害と攻防|植物を守るため庭に来させない対策はコレ
- 2019.05.03
- くらしの観葉植物

野良猫の対策、皆さんはどうされてますか?
我が家の周りには野良猫がいます。たくさんいるわけではないですが2〜3匹家の周りをウロウロしています。時には車の上に、時にはウッドデッキに、人工芝の上に。
我が物顔で家の周囲を寝床にしています。それだけなら別にどうってことないので放っておけばいいのですが、そういうわけにはいかなくなってきました。
家庭菜園スペースに異変
庭には毎年なにかしらの野菜を植えて家庭菜園をしています。春になったので、今年も何かを植えるために庭の土をならそうと思ったら…。
なんか土がこんもりしてる。なんか掘り返してまた埋めたような形跡が…。
…なに?
と思い、スコップでこんもりした山を崩すと…、
中から黄土色の塊が。
近くで見ていた子どもがそれを触ろうとするのを制止しながら、漂う匂いに瞬時に理解しました。
…やられとる。
夜中に声がすると思ってたら。
そう、この黄土色は猫のフン。
しかも大量。ここを寝床にしてたのでしょう。掘れば掘るほど黄土色のものが出てきます。
全て取り除き、周囲の土もまるごと処分しました。
でもそれだけでは、ただの快適なベッドの完成、猫はまたやってきます。
来させない対策を考えてみる
なんとか対策をしなければ、今年は野菜を植えられなくなってしまう。
調べてみると、猫避けのグッズはたくさんありました。薬を蒔くものや、トゲトゲのシートを敷く、スプリンクラーや音の出るものなど実に多彩です。
ホームセンターなどでも忌避剤などさまざまな種類が売られていますね。
でも。できればお金をかけたくないなぁ。ということでお金をなるべくかけることなく猫を遠ざけたいと思います、可能な限り。
匂いに敏感&綺麗好きを利用する
猫は嫌いな匂いがたくさんあるようです。特にハーブや柑橘系などの、強い匂いは嫌がる傾向にあるようなので、お庭にハーブをたくさん植えたりすると良さそうです。
ですが、それもお金がかかりますね。
うちではフンを発見した場所にとりあえず応急処置として大きなビニールシートを広げて置いておきました。
とりあえずの応急処置です。
ビニールシートに雨が溜まると
ビニールシートを敷いた翌日、雨が降りました。うちの庭は水はけがよく雨が降っても割りとすぐに土や人工芝は乾いてしまうのですが、ビニールシートにはたくさんの水が溜まりました。
これが効果抜群で、全く猫が来なくなりました。
水がなくならないように時々軽く水をまき、ビニールシートが常に濡れている状態をキープ。
猫は本当に水で濡れるのが嫌のようです。
別の対策もしておく
水をずっと溜めておくわけにもいかないので、匂いからのアプローチもしてみたいと思い、今まではただ捨てていたコーヒーの淹れたあとのガラを捨てずに置いて取っておきました。
これを庭の土、ビニールシートを敷いていないところに直接撒いておきます。
裏庭だけでなく玄関側の花壇にもすこしやられていたので、こちらにもコーヒーの淹れガラを撒いておきました。こちらはビニールシートを敷くほどの幅はないので、これでいやがってくれるといいのですが。
どちらも効果はてきめん
それから数日が経ちました。
夜になると近所や裏庭からも猫の声が聞こえています。
でも翌朝見てみても、裏庭も花壇もフンはされていません。ビニールシートもコーヒーも効果はあったようです。
春頃になると野菜の種などを植えていきたいので、いつまでもビニールシートを敷いておくわけにはいかないので、コーヒーの淹れガラが効くのはたいへんありがたいです。
ただコーヒーの淹れガラも、いつまでも匂いが出るわけではなく効果も薄れてくると思うので、また溜めて定期的に撒く必要がありそうです。
ずっと撒いていくとコーヒー淹れガラだらけになりそうなので、コーヒー淹れガラは何かでまとめておいた方が良さそうです。
でも雨が降ると効果は薄れる
コーヒーの淹れガラは意外な弱点がありました。
それは雨(意外じゃない)
雨が降ると一気に効果がなくなります。
雨ですっかり匂いもなくなり、猫がサクッときてました。コーヒーガラの中にフンされてました。くっそー。
ということで淹れガラは効果はありますが、とっても短期間です。雨が降ると瞬時に効果はなくなります。残念。
今度は玄関側花壇に異変
玄関前の花壇には植えたばかりの観葉植物たちがいるのですが、
こんな感じに並べています。
まだまだ植えたてて小さな株たち。
でもそこに、
思いっきりやられとる。
土を掘り返してまた埋めてを繰り返してこんもりしとる。
くそー!
まだ植物が育っておらず、猫が大好きなふわふわの土がたくさんあるので猫にとっては快適な空間なのでしょう。
そうね、そりゃこうなるね。
でも大切な観葉植物たちをぐちゃぐちゃにされて黙って指をくわえて見ているわけにはいきません。
では、
これでどや!
ずいぶん前に知人からもらった大量のレンガタイル。
使い道がなくて保管していたものを敷き詰めてみました。
ちょと見た目がアレですが、植物がモリモリに育つまでの我慢、と土が見えないようにしたので、さすがの猫もこれではフンが出来ません。
大変な作業でしたがようやくこれで猫との対決も終了です、お疲れ様でした。
急遽のプランターDIY
ところが、翌朝。
なんでよ!
レンガタイルを引っぺがしてまでしてこんもりされとる。
ブチっ(という音が脳内で聞こえました)
そうくるならとことんやったるわーい!
ということで急遽プランター作りが始まります。
まずは余っている水張り用の板を用意。ちょうどいい幅の同じ寸法のものが3枚あったので採用。
余っている廃材も用意。
それらを組み合わせて枠を組みます。
ボンドとビスでサクサクっと。
屋外用水性ウッドペンキで着色。
既に黒に塗られている板を仕様したので、全部黒く塗ることにします。
プランターにするので厚塗りに。ほんとはオイルステインの方がいいのですが在庫がなかったので仕方なくペンキ。
これでプランターは完成です。
継ぎ接ぎだらけの即席プランターです。
花壇を一からやり直す
せっかく作った花壇ですが、
まず植物たちを避難させて、昨日敷いたばかりのレンガタイルを全部片付けます。
すっきり。
このふかふかの土があるのがダメということがわかったので、
ここにプランターをどーん!
植物をなるべくふかふか土が露出しないようギュッとさせながら並べていき、
それでも空いてしまう隙間には、仕上げにこちらも余りに余っているバークチップを敷き詰めます。
土感ゼロ!どや!
プランター以外の場所の土はこのあとすべて撤去しました。
これでふかふかのベッドはありません。
そしてもうこれ以上の対策はできません。
これでも来れるもんなら来てみなさい!
…いえ、やっぱりもう来ないでください!
これでしばらく様子を見ます。
ここの空いてしまったスペースはいずれ土以外の何かを置くことにします。
アイデアが出たらまた公開します。
土がダメなら枯山水風にしようかな。
他にも猫に効果があると言われるもの
我が家では、対策を考えるまでの応急処置にビニールシートを敷く&コーヒーをよく飲むのでそれの淹れガラを溜めて置いておき、晴れの日に撒いておく、というのがかなり効果がありました。
お金をかけず効果が出たのでありがたかったですが、コーヒーは短命なのと雨に弱すぎるので、他に長期的に効果を発揮してくれる色々な対策があるようです。
また数週間後経ち、あれ以来猫は来なくなりました。最終的に、我が家では土を撤去することであれだけ毎日のように来ていた猫が寄り付かない環境を作ることができました。しかし、お金をかけずに遠ざけるのはなかなかの労力とイタチごっこの経験が必要です。。対策をしては突破され対策をしては…を繰り返すのはかなりつらい。
では、他に効果があるものはどんなものなのでしょう。
匂いのキツイもので対策
▶︎ハーブや柑橘類
一定の効果があるようですが、匂いが出る期間が短い+耐性のある猫が存在するor匂いに慣れる猫が出てくる。
▶︎コーヒーの淹れガラ
一定の効果はあります。が、匂いが出る期間が短い+耐性のある猫が存在するor匂いに慣れる猫が出てくる。
▶︎とうがらし
粉末状のものを散布。こちらも一定の効果はあり、が、雨風で効果半減+耐性のある猫が存在するor匂いに慣れる猫が出てくる。
▶︎たまねぎ
玉ねぎの皮をティーパックなどに入れて寝床周辺に置いておく。こちらも一定の効果はあり、が、雨風で効果半減+耐性のある猫が存在するor匂いに慣れる猫が出てくる。
▶︎木酢液や竹酢液
ホームセンターの園芸コーナーで売っています。猫の寝床に散布するように使います。こちらも一定の効果はあり、が、耐性のある猫が存在するor匂いに慣れる猫が出てくる。
▶︎忌避剤
ホームセンター等で売っています。価格はピンキリ。効果はあるでしょうが、長期間効果が持続するものはあまりなくやはりこちらも耐性のある猫が存在するor匂いに慣れる猫が出てくる。
物理的に嫌がるもので対策
▶︎砂利
砂ではなく粒の大きい砂利を敷く。猫はふかふかが好きなようなので効果はあります。我が家も砂利部分には一切の被害なし。踏むと音のなる砂利は空き巣などの防犯にもなって一石二鳥。
▶︎トゲシート
ホームセンターや100均で売っています。
土の上に置いておくと一定の効果はありそう。しかしトゲを気にせず歩く個体や軽いので自力でどかしてくる個体が出てきそう。
▶︎水を溜める
猫は水が嫌いです。いかなる猫も総じて水で体が濡れることに命の危機を感じるようで、水での対策は効果が抜群。夜が来る前に水を撒いておいたり、常に水があるような状態にしておくなどの工夫で猫が遠ざかる環境は作れそうです。
▶︎感知式スプリンクラー
猫などの動くものに反応して水を噴射する装置。これも効果は高そうです。でも価格もそこそこします。
▶︎超音波
猫が嫌がる音を出す装置。場所もとらず、猫は退散します。が、こちらも一定数、耐性のある猫が存在するようで、友人宅にありますが気にせず近くを歩く猫がいるようです。
ちなみによく水を入れたペットボトルを置いているお家を見かけますが、実はあれは全く効果がありません。
虫眼鏡のように、条件が重なれば火災の原因になるだけの代物です。もしご近所さんでそのような方がおられたら優しく諭して撤去を促しましょう。
まとめ
小さい子どもは泥んこ遊びが好きですし、いつもと違うものがあればすぐに手を伸ばします。手で触ってしまうとそれが顔やからだ、最悪、口にも入ってしまいますし庭にある猫のフンは本当に脅威です。
発情期の猫はフンや尿でマーキングをし縄張りを主張するので、意地でも同じ場所にやろうと寄ってきます。
これだけ対策をしてもしつこかったのはそのためだったのですね。
敵を遠ざけるにはまず敵を知ることです。
やはり一番効果があったのは、ふかふかの土を用意しないこと、それが一番です。
ふかふかの土がなければ寝床にもなりにくいのでフンもされません。
同じようにお困りの方は、野良猫とは言え無下に扱うことはできませんので、そっと離れてくれるよう対策をしてみてはいかがでしょうか?
くらしをあげる、kuranでした。
■フンを憎んで猫を憎まず■
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