小学生の娘の虫歯|歯科医で治療ができずまさかの全身麻酔での入院治療

小学生の娘の虫歯|歯科医で治療ができずまさかの全身麻酔での入院治療

娘がある日、「奥の歯が痛い気がする…」と言うので見てみると、確かに下の奥歯に黒い小さな点があるのが見えました。

あーこれは虫歯かな、と思いすぐに歯科医へ。

レントゲンを撮り、虫歯を確認、すぐに治療を開始しましたが、麻酔から痛がり削ることができず…。

何度か挑戦し、違う歯科医にも相談したり治療を試みましたが、麻酔より先に進めず…。

5回目の治療挑戦後に、先生からこれは全身麻酔の方が良いかもしれません、と言われてしまい、まさかの虫歯で入院となったので、その記録を残します。

娘は痛がり屋&歯科医への恐怖心

娘は何かと痛がりで怖がり。いまだに夜のトイレに1人で行くことができず(小4)、そもそも1人で寝れない怖がり。

加えて、虫歯ができないよう歯磨きをしっかり自主的にするように「虫歯になると歯医者さんに歯を削られるよ〜」と幼い頃から言い聞かせて怖がらせてきたので、それがいざ虫歯ができてしまった時に恐怖心を増幅させてしまいました。完全に裏目に出ました。

おかげで麻酔の針が少し刺さるだけで泣き叫び逃げ出そうとする始末…。

削るどころか麻酔すら越えられない通院が続き、先生も最後は匙を投げるような感じで全員諦めムード…。

そこで先生が「最終手段として全身麻酔もありますが…」と提案。

はじめは、「いやいや虫歯で全身麻酔て…」と思っていましたが、その後も一向に進まない治療に痺れを切らし、「全身麻酔か?入院か?」と、虫歯での入院治療が濃厚になりました。

小学生で虫歯の全身麻酔治療ができる総合病院探し

歯科医の先生も全身麻酔ができる総合病院はあまりご存じなく、「お調べいただけたら紹介状は用意します」とのことで自分で探すことに。

通うことができる距離の範囲内にある総合病院を、計10院ほど「小学生で虫歯治療を全身麻酔でしてもらえますか?」と電話して確認しました。

うち半分ほどができないという回答、残り半分は可能ですが、

・二泊三日になること

・付き添いが必須

・平日しか無理なこと

という条件でした。

どれも覚悟はしていたので、あとは治療可能な病院のうちどこにするかということ。

といっても何の情報もないので、結局自宅から通いやすい(土地勘があり通いやすい動線上にあること)のみで決めました。

二度ほど事前診察(歯のレントゲンやこれまでの経過、麻酔科の先生との問診)を経ていよいよ入院。

虫歯治療|入院初日

まずは初日、月曜日。

昼まで学校へ行き、正午にお迎え。

帰るなりお風呂に入り、病院へ向かう。お風呂は病院からの指示で、入院前に入浴してきて欲しいとのこと。

ここから翌日の夜まで入浴はできませんでした。

この日は部屋の説明と明日までの過ごし方を聞き、夜ご飯以後は絶飲食で過ごすという流れ。

特にやることはありませんでした、親は同意書などの書類の提出、医師からの説明等聞いて後はのんびりするだけ。

Wi-Fiも使える(脆弱でしたが)、テレビ&冷蔵庫も千円で3日待つ、コンビニもあり、個室だったのでバストイレもついていてなかなか快適でした。

簡易ベッドも貸し出し(一日500円)でスペースも十分。

ただハンモックのようにしなるので、恐らく寝返りができていなく、朝は毎日体バキバキで起きてました…。仕方ないですが。

夜ご飯は19時ごろに子供の分だけきたので、それに合わせて親の分はコンビニで用意して一緒に食べました。

鶏ミンチ?のハンバーグのようなものとオクラ胡麻和え。

寝て、起きたらいよいよ手術です。

虫歯治療|入院二日目(手術日)

火曜日。

絶飲食なのでギリギリまで子供は寝かせて、手術室に呼ばれる30分前くらいに起こして、顔洗い歯を磨き、準備をして待ちます。

手術室へは看護師さんと徒歩で向かいます。

麻酔が効くまでの恐怖を和らげるために、スマホ、ゲーム機の持ち込みを許可してもらえました。

子供を安心させるため付き添いの親も手術室へ入らせてもらえます、マスク、帽子、簡易手術着を着用して入室。

麻酔は注射するものではなく、マスクをしてそこに麻酔を入れ吸わせて眠らせるタイプ(これは娘が自分で選びました、注射でも可)。

変な匂いと、注射よりも時間がかかるので、効くまでゲームをして気を紛らわせる、という流れ。

麻酔マスクを始めてしばらくはSwitchのマインクラフトをして先生たちと盛り上がっていましたが、ものの10数秒で急にパタンとスイッチを胸に置いたので、あ、寝たなとわかりました。

麻酔が効き、子供が完全に眠ったら親はお役御免、退室して待合室で待ちます。

1時間半後くらいにベッドごと出てきました。

無事虫歯を削り終えましたが、奥歯の一本は神経までいってしまっていて、普通に削ったら相当痛いと思う、と言われました…。

その後病室に戻り、点滴を打たれながら眠る娘をしばし眺めていると、1時間もしないうちに目を覚ましました。

もっと長くなるのかと思ってたので驚き。

その後は、特に痛みもなく疼痛剤も渡されましたがそれに頼ることなく、夜ご飯も普通に食べ、お風呂にも入りゲームをしたりしてダラダラし、眠りにつきました。

ご飯はこんな感じ。

食欲はあるらしくのんびりですが完食してました。

虫歯治療|入院三日目(退院)

水曜日。

最終日は、朝ご飯を食べ、歯を磨き、退院前の診療時間まで待機。

朝はパン派の娘は苦戦しながら食べていました。

朝食を食べたら、入院患者フロアとは違うフロアにある歯科に移動し、術後の経過を見てもらいます。

痛みも特になく問題もなかったので診療はすぐに終わりました。

また病室に戻り、片付けをしながらしばし会計を待ちます。

請求書や鎮痛剤などの薬を渡され、お世話になった部屋を出ます。

一階の会計で精算、料金は25,000円ほどでした。

内訳は、部屋料金が1泊6,000円×3と簡易ベッド貸し出しが500円×3、食事療養費が2,000円、消費税でそのくらいになりました。

治療費は麻酔・手術・注射・投薬・処置が保険適用、負担額は3,000円でした。

虫歯はやはり予防が大事

うちの子たちはお菓子が好きですが、特にアメ・グミ・ハイチュウ・チョコが大好き。

そしてこれらは虫歯になりやすいお菓子ランキング上位の曲者たち。

上の子はまだマシですが、下の子は歯磨きが大嫌い。

そんな子のための気休めグッズ、キシリトールの歯磨きタブレット「ハキラ」、味もたくさんあります、息子はラムネが好き。上の子にはフッ素で予防。

 

まとめ

虫歯が見つかってから計7回歯科医に通い、そのたび大泣きする娘、、予約は毎回1ヶ月後、進まない治療でここへ来て初めて育児ノイローゼになるんじゃないかというくらい、親もストレスを受けました。

全身麻酔には可能性は限りなく低いですが、危険が伴うということなので、できれば避けたかったのですが、本当に手がなかったのでしぶしぶこの治療方法を選びました。

しかし、あっという間に終わる治療、子どもへの精神的な負担もなく、やって良かったなと思いました。

病院によって多少の違いはあれど、電話で確認した限りではどこも似たような内容&スケジュールだと思います。

これにこりて奥歯の歯磨きも丁寧にできるようになってきたので、次がないよう気をつけながら、この虫歯治療のお話を閉じたいと思います。

同じように虫歯治療でお困りの方の少しでも参考になればと思います。

 

くらしをあげる、kuranでした。

◼︎下の奥歯は神経が近く太く特に痛みが強い◼︎