淡路島夢舞台温室【奇跡の星の植物館】は美しい展示と建築

淡路島夢舞台温室【奇跡の星の植物館】は美しい展示と建築

奇跡の星の植物館は、淡路島の夢舞台内にある植物園です。この建築はかの安藤忠雄氏のもの。「植物園」ではなく「植物館」としているのは、植物ではなくあくまでメインはこの建物ということでしょうか、どこを切り取ってもなんともおしゃれな空間でした。

奇跡の星の植物館について

奇跡の星の植物館は、建築家の安藤忠雄氏によってデザインされた「淡路夢舞台」の一角にある温室です。

住所:〒 656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4番地
電話番号:0799-74-1200
営業時間:10:00 ~ 18:00 最終入館17:30
休館日:7月・11月の植替え週の木曜日
料金:大人 600円 高校生以下無料
駐車場:有り




駐車場からエントランスまで

訪れたのはゴールデンウィークの真っ只中だったので、明石海峡大橋を渡る前から大渋滞でした。神戸市内から明石海峡大橋まで1時間以上渋滞で、なかなか大変な思いをしました。

当然、奇跡の星の植物館のある夢舞台も大渋滞。駐車場は満車で、海側の臨時駐車場になんとか停めて向かいました。

大きな看板が目印。

ここを右折すると正規の駐車場がありますが、満車で入れず。この場所から逆に海側へ左折すると臨時の駐車場へ行くことができます。駐車料金は500円でした。

階段を上り、橋を渡ると施設が見えてきます。

トイレと夢舞台への入口があるのでそのまま進むと看板があります。

どんどん進みます。

 

綺麗なホテルが見えてきます。

このホテルも安藤忠雄氏の建築で、テレビなどでも取り上げられていたのを見たことがあります。泊まってホテルを堪能するのも楽しそうですね。

噴水があがっている水中の底はホタテの貝殻がたくさん埋め込まれていました。

植物館はどこかなと迷ったんですが、一番奥にガラス張りの建物が見えたのでそこを目指します。

 

間違いなくあれでしょう。

 

こういった構造を見ると安藤さんっぽいなと思いますね、素敵です。

奇跡の星の植物館の手前にはお土産屋さんや軽食もあるので小腹を満たすこともできます。

 

奇跡の星の植物館の入口

入口には看板があります。

コンクリートの建物と植物、赤い看板でかなり目を引きます。こんなに洒落た看板はあまり見ないのでちょっと興奮。

植物はもちろん本物で、きちんと手入れされているのがわかります。さすがです。

 

入口を行くとすぐに入場券売り場になります。

木の実。

館内模型。

ここでベビーカーをレンタルすることもできるので、持ってきていない場合はレンタルも便利です。ただ通路は狭い場所や小さな階段も複数あるのでそこは注意です。

順路を進むとオブジェが置かれた空間に、エスカレーターとエレベーターがあります。

ベビーカーを借りたのでエレベーターで3階まで上ります。




他では見ない3階から始まる植物館

エレベーターを降りると通路が続きます。

ここから植物館のほぼ全貌を上から俯瞰で見渡せます。

 

光の入り方や植物の配置方法、とても綺麗です。

これは確実に「光」を意識した空間作りをしていますね。

時間帯にもよると思いますが、大変綺麗に陽が入り込んでいました。

この通路を歩くだけでも価値がある建物。

展示室1 サボテンやアガベなどの大型多肉植物

ずんずん進むと景色も変わり、大きな植物が目の前に現れたりします。

進んでいくとスロープがあり、ゆっくり降ってまずはサボテンやアガベのあるエリア。

 

いままさに作ろうとしているドライガーデンのお手本のような空間だったので大変参考になりました。

でかいサボテンやアガベなどの大型植物には、過酷な環境を乗り越えるために進化してきた異質な姿がとっても好きです、かっこいい。

うーん、良い。

展示室2 トロピカルなガーデン

小さな階段を下るとやや華やかな植物たちがお出迎えしてくれます。

ムキムキのシダとデカわらび、かっこよ。

 

この日はちょうどヒスイカズラが開花していて、初めてみる嘘みたいな色合いでした。

展示室3 花と緑のある暮らし

和風な庭園です。

苔を使い、奇抜な展示をしています。

ありそうでなかった展示なのですごいなぁと思いますが、個人的には「作られた感」が強い植物の展示は好きではないので、なんとも言えない展示室でしたが、見た目も華やかで技術はすごいなーと思いました。

この木の割れ目に苔をギッシリつめるの良いですね、うちの庭にもどこかでこのアイデアいただきです。

展示室4 癒しの庭

展示中ほどには中庭のような小さな池のある空間があります。

四方に椅子が二脚づつ置かれていてこの空間のど真ん中で一休みができます。

上を見上げると大きくそびえるシダ植物、下は小池。

素敵です。




展示室5 フラワーショースペース

エレベーターを降りて一番はじめに目に飛び込んできた空間です。

上から見ているのと違い、側で見るとかなり徹底して管理されているのがわかります。芝生など偽物に見えるほど綺麗で、花の配置なんかも美しいですね。

シンメトリーなので、より綺麗に洗練された感じがします。

我が子は最近はやたらとお花好きなので大喜びしていました。

しかし本当に綺麗な植物。綺麗すぎて本物じゃないように見えます。

 

貴族の庭園って感じです、紅茶でも飲みたくなる空間。

 

景色も変わり天井が高く、広〜く見えます。

展示室6 シダルーム

フラワーショースペースから順路に沿って階段下の入り口に進みます。

ここは洞窟のような空間になっていて、うねるスロープを下りながら植物を見ていきます。

シダ系の植物が所狭しと展示され、ビカクシダもたくさんありました。

個人的にはこういった洞窟のような展示は珍しいし好みなのでもっと見たかったです。

通路が狭いのでベビーカーが邪魔になってしまい、後ろの方に通路を譲れずに早々と移動するしかありませんでした、残念。

アトリウムとショップ

シダルームを抜けると、開放的なアトリウムへと出ます。

ここの壁面展示などシンプルでかっこよかったです。空間も広々としていて気持ちいい。

植物も統一するとかなりすっきりかっこいいです。

 

そばにはショップ「花遊山」もあり、小さいショップながらも多種多様な植物やガーデンアイテムを購入することができます。

二階にはカフェもありました。

出口は二箇所あり、そのまま館外へ行く道とローズガーデンへと続く道があります。

ローズガーデンはまだ見頃を迎えていなくて寂しかったので出口へ。

あとで気づきましたが、その奥には子どもが遊べる空間「野菜トンネル」や「きのこ村」があったそうな…。

しまった。

また次の機会に行きたいと思います。

 

まとめ

明石海峡大橋を渡り、淡路島に入ってすぐにある夢舞台とその温室。

敷地が広大で歩くのが割と大変ですが、景色も建物も綺麗なので見ていて飽きません。

植物館は作りも面白く、一見の価値アリでした。

また営業時間も長いので、夜にまた行ってみたいと思いました。ライトアップされた展示室もかなり綺麗なのだと思います。でも初めては絶対晴れた日に!

光の入り方が素晴らしかった。

 

淡路島に行った際はぜひ寄ってみてください。

 

 

くらしをあげる、kuranでした。

◼︎次は夢舞台も見てみたい◼︎