メダカが泳ぎスイレンが咲き誇るビオトープ作り|立ち上げ編
- 2020.05.14
- くらしのアクアリウム
ずっとやってみたいと思い続けて早数年。
いよいよ重い腰を上げてお庭にビオトープを立ち上げてみました。メダカが泳ぎエビがツマツマしスイレンが咲き誇る癒しのゆるふわビオトープを目指して試行錯誤していきます。ビオトープに関してはズブの素人なので何を目標に、どこがゴールなのか何もわかりませんが、とりあえず「スイレンの花を咲かせる」ということを当面の目標として頑張っていきたいと思います。
ビオトープ立ち上げに揃えたもの
まずは器がないと始まらないなと、近くのリサイクルショップなどをめぐり、いい感じのサイズでいい感じの鉢がないかなーと探し回りましたが、ちょうどいいのがなく、「こりゃまたビオトープ立ち上げは当分先の話になるのかな」と思っていたのですが、ふと立ち寄ったコームセンターのコーナンでちょうどいいのを見つけたので購入しました。
初めは陶器でと考えていましたが、陶器のもので思っていたサイズを買おうとすると金額がとんでもないのと、相当な重さになるのでちょっと断念、このホームセンターで見つけたスイレン鉢がサイズ感、形ともちょうど良かったのでこれにしました。
シンプルなのでいじりがいがありそう、そしてプラ製なので軽い。さらに安い(1,280円)。サイズもあと2パターンくらいあったのでレイアウトに合わせて考えられそうです。とりあえず大きなものではなく、小さな箱庭的に作りたかったのでこのミドルサイズにしました。
この器に、赤玉土を入れています。
これもコーナンで購入、300円ほど。
荒木田土がスイレン育成にはいいとよく聞くのですが、同じ金額で量がこれの1/4くらいだったので赤玉土を選択しました。他にも色々使えるので在庫で置いておくと便利、それが赤玉土、苔玉なんかにも使えますしね。
小粒のものにしました、大粒だとこのサイズにはちょっと合わないかなと思い小粒にしましたが、特にサイズはどれでも良さそうです。
他にはスイレンと植木鉢、浮き草、石、それと日光浴でカルキ抜きをしておいた水。
まだ生体は入れませんが一応立ち上げ時に水作りもしておきました。
スイレンを植える
スイレン鉢を置く場所を決めて、土を敷いたらスイレンを設置します。
スイレンには詳しくありませんが、アクアリウムでもよく使っていた「タイガーロータス」に似ているこいつにしました、「愛しの姫スイレン」。
浮き葉の模様が緑と赤できれいだったのでこれに、でも花の色は黄色みたいなので微妙…欲を言えば赤とか白色になって欲しかったけど。でも花よりも葉の方が好きなのでこれで良しです。
センターにおきます。
浮き葉が広がり、この鉢を埋め尽くす感じにしたいです。レイアウトは特にこだわりません、高低差を出して奥には後景草を手前には前景草を…なんてアクアリウムの基本のような考えは無しでとにかくシンプルに、スイレンがメインで!
この植木鉢を沈める感じ、ずっとやってみたかったんです。
アクアリウムでも、きれいにレイアウトするのも好きなんですが、お店に並んでいるような鉢がたくさん沈められているあの展示水槽が一番好きだったりします。
石も並べてみます。
いつかエビを入れた時に苔が生えてそれをツマツマできるように。石は青龍石を小さく砕いたもの。
陶器もいいですねやっぱり。
信楽かぁ、今度行ってみよう。
日光を浴びせた水を投入
立ち上げ前から用意して置いた水。
赤玉土を入れたところに一度投入してから写真を撮り忘れていることに気づいてまたバケツに戻したので濁っています。
これをスイレンを設置したスイレン鉢に少しづつ投入していきます。
すくってー
濁らないようにちょろちょろちょろー
ちょろちょろー
ちょろろー
ちょろー
満タン!
ちょろちょろしたのに濁っとるやないかい!
赤玉土の扱いは難しいですね、はじめて赤玉土に水を貯めましたそういえば。確かに田んぼっぽい。
数日置いておけばきれいになってくるかな。
浮き草を投入
スイレンと一緒に浮き草も購入してきました。
昔アクアテラリウム水槽で浮き草の「アオウキグサ」を本当にちょっと、3株ほど浮かべて増殖しすぎて大変なことになり結局リセットして除去したという苦い思い出があるのでアオウキグサは避けて管理のしやすいこちらにしました。
「ウォーターダイヤ」と「オオサンショウモ」、あと追加で「アマゾンフロッグピット」も購入。
水面に花を咲かすように広がるウォーターダイヤはスイレンの邪魔になるかなと思いましたが久々に浮かべてみたくて購入。
大きくなりすぎたり邪魔になったらもう一つビオトープを作る予定、たぶん。
オオサンショウモは緑が欲しくて買いましたがこれもばくしょくするんですよね…。でもアオウキグサよりは遥かに処理しやすいのでこれにしました。
ポンポンポンと浮かべました。
全然足りねぇ!
でも多分すぐ増えるので当分はこれで。
しかし汚いな、全然癒されゆるふわ系じゃない、心が逆に乱される。
とりあえずこれで一旦完成。
と思ったけどなんとなくまだいじりたかったので鉢の周りをレイアウトしてみることに。
鉢回りのレイアウトとフタ作り
鉢がボン!だとちょっと味気ないので周りもレイアウト。森のような密生感が欲しい!
余った植木鉢を並べて他のところで爆殖しているヘデラを挿し木。
うーん、なんかちがう。
苔が欲しいなぁ。
ちょっと水が落ち着いてきました、明らかに石に泥がかぶっています、きちゃない。
近所には猫がウロウロしているので、水飲み場にされないようフタを作ろうと思います。
以前ストーブガードを作った時に出たあまりの木材でフタを作ろうと思います。
よかったらこの記事も見てね「アラジンストーブ用おしゃれストーブガードをトリマーでDIY」
トリマーで作った方がきれいにできるんですが、とにかくあの音がご近所迷惑甚だしいので、今回はサクッとジグソーで切りたいと思います。まずはスイレン鉢に合わせて鉛筆で円を書きます。コンパスがなかったのでフリーハンドで。
いらない部分(円の外側)にドリルで穴を開けます。穴はジグソーの刃が入るサイズならいいのでこんな大きく開ける必要はありません。
開けた穴にジグソーの刃を出してそこから鉛筆に沿って切っていきます。
ぎゃりぎゃりぎゃりー!
切れました。
鉛筆のフリーハンドとジグソーの技術があいまってきれいな円にはなりませんでしたが、目指すは自然系愛されゆるふわビオトープなのでこれでいいのです。
絶対子どもが触るのでバリ取りのためにサンダーがけをしておきます。
きれいにヤスリがけをしてら色つけ。
屋外で水場なので強めのステインを。これを二度塗りしました。モノがベニヤの合板なので木目を生かすもクソもありませんでした。
そうこうしている間に水の透明度がぐんぐん上がってきました。
いい感じですね、さっそく浮き葉も一枚水面に到達しました、早い。ついでにパイロットフィッシュとして入れた生体も投入、ヒメダカ10匹。
スイレンにはメダカが欠かせませんね。そのうち幹之メダカとか入れられるスイレンビオトープの巨匠になりたいです。
サイズはいい感じです!
あとは網を張ります。
よくある金網でもよかったんですが、小鳥ならつつけるのかなと思い網戸の網を使用しました。
これをタッカーで、
カチーン!
一周したら余分な部分をハサミでカットします。
完成!
これなら日も当たるし小鳥や猫は手を出せまい。
見たいときはすぐにパッと外せますしね。
立ち上げから一週間後のビオトープ
ヘデラはやめて枯れそうで枯れない仮死状態でもう5年以上生きているシノブを追加。
使っていなくてキンカチョウのとまり木と化しているブランチウッドを二つ追加して森感を演出。
シノブが伸びて苔が生え出せば完璧。
浮き葉も四つ出し、さらに新芽が二つ伸びてきています。
スイレンはとりあえず10個以上の浮き葉が出ていれば良いそうなのでこの調子でガンガン育って欲しいですね。
他の浮き草もどんどん育ってますが、スイレンの邪魔になるようであれば容赦無く除去していきます。
浮き葉の陰に隠れるヒメダカかわゆす。
ちょっと癒されゆるふわ系のビオトープになってきました、楽しい。
次はエビを入れたい。
まとめ
ビオトープはアクアリウムのように機材も必要なく、割と気楽に始められる娯楽のひとつ。
スイレンの成長を日々感じられるので楽しいですね。
冬が終わり、お庭に出る機会も増えてくる今の季節にぴったりです。
さぁ、あなたのお庭に合うスイレン鉢を探しにいきましょう。
くらしをあげる、kuranでした。
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