シートと脚部分で真っ二つに折れた椅子を修理して二脚にしてみた

シートと脚部分で真っ二つに折れた椅子を修理して二脚にしてみた

ある日の食事中に急に自分の体が地面に叩きつけられ、その衝撃でしばらく何が起こったのかわかりませんでしたが、自分の座っていた椅子が折れていることに気づきました。

以前の記事で紹介したJOURNAL STANDARD FURNITUREのギデル アトリエチェアが、シートと足の部分で真っ二つに折れてしまいました。

溶接部分で折れてしまった様子。

もう10年以上使っているので寿命でしょうか、でも好きなデザインなので捨てるには忍びない…。溶接機を買って直すか…?いやいやそれはないな。

よし、ここはいっちょDIYでしゅうりしたるで!ということで新しく二脚の椅子を製作してみることにしました。

壊れた椅子の状態

壊れた椅子はこんな感じに真っ二つです。

溶接部分が折れて(取れて?)真っ二つになってしまっています。

家庭用溶接機なるものもあるので、DIYの幅を広げるために買おうかと検討しましたが、いや、ままと簡単に直せてしかもふたつ作れるんじゃん?と思い今回は見送りました。

今はたくさんあるんですね、家庭用の溶接機。

いつか買おう。

ひとつ目の椅子|シートに取り付ける脚を探す

ひとつ目の椅子は、シート部分に脚を新しく取り付けます。

脚はアイアンかなぁと探していましたが、イマイチいいサイズ感とデザインのものがなかったのでどうしようか悩んでいたら、フリマアプリで見つけたこの脚がちょうど良かったのでポチりました。

イームズチェアの脚だけ、格安でした。

これをビスで留めて完成…?

 

ちなみに本体はこんなやつ。

 

椅子の角度を合わせる

サクッと完成!と思ったらなんか角度がつきます、なるほど、椅子の形状に合わせて脚も角度がついている。

左と右側で高さが違う。

高さをある程度合わせたいので、ちょっと工夫。

ふたつ目の椅子の制作に使うための作業途中で、ちょうどいいサイズの木材ができたのでこれを高さ調整に使います。

一応見えるところなのでオイルステインで着色。

こーゆー感じですね。

シートに脚を留めて完成

脚組をシートの裏側から太めのビスで留めます。留める前にした穴を開けてからビス留め。

した穴がないと確実に割れるのでめんどくさがらずにした穴あけ。

しっかり留まるまで打ち込んで完成!

ちょっとシートの座面がウォルナット、脚がライトオークな感じなのでチグハグ。

ウォルナットで揃えたほうが綺麗かもしれませんが今はとりあえずこれでいいや…。

(めんどくさいし)

ふたつ目の椅子|シートを作る

脚に取り付けるシートを作ります。

丸い木材がふたつ、いい感じのサイズのが余っていたので、これをまずは引っ付けて厚みを作ります。

ビスは、まずした穴をドリルで開け、ビス穴は皿部分が隠れるようにならしてからビス留め。

シートの裏側なので別に見えないんですが、ちょっとしたこだわりで綺麗に仕上げます。

次はヤスリがけ。

ヤスリは電動サンダーで可能な限り綺麗にします。角も丸くなるようにして座り心地も良くしておきます。

細かいところは紙やすりで丁寧に仕上げます。

着色はオイルステインとウレタンニス

着色は、オイルステインのチークで。

三度塗りして色に深みを出します。

しっかり乾かしてからウレタンニスを二度塗り。

座面は傷がつきやすいので、ウレタンニスを塗っておく方が長く綺麗に保てます。

完成、きれい!

シートの支え棒にピアスビスでステーをつける

シートの下には高さを変えることのできる支え棒がついていました。

初めはこれにピアスビスでステーを留めてシートを繋ごうと思ったのですが、

これらを買ってきて、

ステーをこう乗せて、

ピアスビスで固定してシートつけて完成!のはずが…。

ピアスビスが入らない…

想像していたよりもかなり硬い、というより座面が回るようになっていたので、ドライバーで押し込もうとしてもくるくる回ってしまい穴を開けられず、ビスを止めることは断念しました。

うーむ。他の手はないものか。

支え棒から作ってしまおう

倉庫を漁っていてふと目にした水道管を見てハッとしました。

あ、支え棒から作ればいいんじゃない?てことで前回水道管を作った余りのものがまさかの径も長さもピッタリ。

これとシートを繋いでいきます。

まずは水道管を支えるための木材を作ります。

厚みのあるシナベニヤを3枚、水道管と同じ径で穴を開けます。

穴を開けたらボンドで接着。

接着できたらヤスリがけをして滑らかに。

ヤスリがけが終わったら、着色。

そして水道管とアロンアルファで接着。

サクサクっと進み、これで支え棒ができました。

シートと支え棒を繋げる

次はシートと支え棒をビスで引っ付けます。

ビスは座面に出ないギリギリの長さと太さを兼ねたもので4本打ちます。

さらに水道管を支えるアングルを四つ付けて強度を出します。

そのままだと銀色中出しなので艶出しブラックのスプレーを吹いて色味を出せます。

アングルはセリアで売られているもの、たまたま家にあったものなので三つしかありませんでしたがまた買い出しに行って取り付けます。

これも座面に出ないギリギリの長さのビスを打ち、計8つのビスで繋ぎます。

バネを取り付け穴を開けて完成

元々あったバネを付け、高さを調節できる穴も開けます。

穴は3箇所開けましたが、水道管なのであんまり開けすぎると強度が心配なので1箇所でも良かったなぁと反省。

もしダメそうなら水道管を買い、アングルの下でジョイントで直せるかなと思います。

開けた穴に留め具を差して、

上のゼンマイ式ネジで固定。

まだまだ未完成な感じですがとりあえずこれで完成!

2脚並べてみたらこんな感じ。

いい感じですがやっぱイームスの色浮いてるな…笑

まぁまた考えよ…。

 

椅子が折れてもただでは起きないkuranです。

椅子が折れてしまっても、直せば使えますし二つに増やせるかもしれませんよ。

なかなか椅子が折れることはありませんけどね。

 

JOURNAL STANDARD FURNITUREの椅子は可愛いの多いなぁ。

 

 

くらしをあげる、kuranでした。

◼︎椅子が無事、2つに増えました◼︎