#3 リセットの続きと前景草とオトシンクルスとミナミヌマエビ

#3 リセットの続きと前景草とオトシンクルスとミナミヌマエビ

30cm水草水槽をレイアウトしたい|過去ブログから整理編#3

ネイチャーな水草水槽をレイアウトする過去編の#3。

今回はリセットの続き15cm水槽の今のはなしです。

リセット後編

リセットの続き。

そもそも今回はリセットをするつもりはなく、レイアウト変更だけの予定でした、が水温計が割れ、中の青い液体(アルコール?)が水中に漏れてしまったのとカワコザラガイの爆殖のためやむなくリセットとなりました。




まずは大きいものから

流木とBONOさんで購入したブランチウッドを組んで石を置いて、大体のレイアウトを決めていきます。

これが一番楽しい部分で、一番難しく、そして水景を決める上で一番大切な部分。

これをかっこよく決めたらいい水景になりますし、ミスったらおしまいです。

だから時間をかけて考えます。

 

前景草を植える

初めての前景草ニューラージ・パールグラス、こちらもBONOさんで購入したもの。

写真のように適当に細かくばらしてから植えます。

ブロッコリーのような感覚、バラしすぎると綺麗に生えそろいますが、手間がえげつなくなります。

 

逆に塊で植えてしまうと、なかなか横に広がらず、重なった部分から日が当たらず枯れてしまうので注意が必要。

ピンセットで植え植えー。

やってみてわかることですが、田植え作業がこんなに難しいとは思いませんでした。

ソイルに埋まらんわすぐ浮くわどっちが上か下かわからんくなるわで心が何度も折れました。

ほんとうはグロッソスティグマにしようかと思いましたが、30cm水槽には葉っぱが大きすぎるかなーと思いパールグラスにしたんですが、ちょっと後悔。

ピンセットの先があまり尖っていないのも難点の一つ。これがもっと尖っているものはやはり植えやすいです。

それとソイルの粒が大きいっていうのもあるかもしれません、なんにせよこの二つが重なりとっても植えづらかったです、これだけで1時間以上かかりました。

 

中間草、後景草も植える

クリプトコルネやでかいアヌビアス・ナナを後景草として植えていきます。

パールグラスに比べると簡単すぎるくらいに素直に植わってくれます。




水を入れてようやく完成。

では見てみましょう。

 

リセット後の水槽

…今回のレイアウト変更の目的は、水草をメインにして、繊細で奥行のある水槽を作ること。

■リセット前の水槽

 

■リセット後

…あんま変わってなくない?

 

なんかむしろ今の方が余計ごちゃごちゃしてるやんー。

色んな水草がありすぎて統一感がない。流木でかい。
なんやこの素人丸出しのレイアウトは。
素人のkuranでも素人丸出しってわかるわーっ

 

勢いでリセットして後悔したこと学んだこと

30cmだとどうしても素材がでかい。

 

「お店で見るのと家に持ち帰ってみるのとは全然ちゃうで!」

と何度も自分に言い聞かせて素材選びをしたつもりでしたがやっぱりでかい。

水草もでかいし多いし、ブランチウッドも思っていたよりでかい!

いやそれ以前にもともと持っていた流木がでかすぎるのに、「なんか使わんのもったいないな」なんて思ってしまったのがそもそもの間違い!

 

はじめにしっかりと考えてから水景は作らないとダメ。

今回のリセットでいろいろと学びました。

▶︎30cm水槽のレイアウトは難易度が高い(きっと60センチでも同じこと言う)
▶︎素材がでかい。
▶︎前景草を植えるには相当量のソイルと尖ったピンセットが必要
▶︎ある素材を全部使おうとしない引き算精神が大切
▶︎ミゾレヌマエビに気を取られると水温計を割る

残念ながら今回のリセットでは納得のいく水景は作れませんでしたが、今回はとりあえず、これで。

 

これからどんどんよくなると信じて頑張ります。




凹んでもこいつがそばにいてくれる

それとBONOさんで新しく生体も購入しました。

メンテナンスフィッシュの名を欲しいままにしているオトシンクルスです。

 

人生初投入。並んでへばりついとる。

こりゃかわいいわい。

 

15cmでできること。

15cmといえば、前回の記事でも紹介しましたバタフライフィッシュの最大体長。(飼育下では10cmそこそこ。)

他にも縦列駐車のギネス記録車間幅15cmとか犬のまつげ世界記録15cmとか色々ありますが今日紹介するのはそんなことではなくて、15cmの水槽のことです。

30cm水槽がkuranメイン水草水槽なのですが、実は15×15×15cmの水槽も密かに置いています。

 

30cm水槽リセット4日後、こんな感じです。

ずいぶん水が透き通ってきました。ほぼ前使っていた水を使用しているので、水が出来上がるのが早い気がします。

 

15cm水槽は30cm水槽に使っているアクアスカイのおこぼれでひっそりと佇んでいます。

 

15cm水槽はエコノミー水槽

器具はエアーのみ。

このエアーすらも30cmと分岐し極わずかな空量を送っているだけです。とってもエコな水槽です。年会費、共益費も必要ありません。

中にはもっさもっさになった流木付+溶岩石巻きウィローモスと浮草のサルビニア・ククラータ、フロッグピット、ショップで生体を買うとたまに付いてくるいらないけど捨てるのもったいない水草多数。

ウィローモスはよく伸びるのでトリミングするたび大量の邪魔な綺麗な新芽たちが手に入るので、それをこれまた不要のいつか使おうとして置いていた溶岩石や流木に巻き付けて沈めています。

ちなみにサルビニア・ククラータはひとつだけ購入したのですが、水槽全体を埋め尽くす程に成長・分裂を繰り返すので、今後、浮草を購入される方はひとつだけ買えば十分だと思います。

15cm水槽は養殖水槽

で、生体は…

ミナミヌマエビ×無数です。

このごろ抱卵が過ぎます。時期なのでしょうか?




ウィローモスが多くてわかりませんが、よくよく見るとおびただしい数の稚エビがいます。一期生は5~8mm程、二期生は2mm程(先週生まれたばかり。)さらに抱卵母エビもいます。

腹にタマゴ多数のミナミさん。

ヤマトヌマエビやミゾレヌマエビは、残念ながらミナミのように淡水での繁殖は難しい(汽水以外では無理?)らしく、うちで増えるのはミナミばかり。

ミゾレが増えてくれるとすごく嬉しいのですが、汽水の作り方もよくわかりませんし、もし抱卵してゾエアなんて生まれても(・ω・;)?ドースンノコレ?となるだけでしょう。

なので大きくもなく小さくもなく、可愛すぎず気持ち悪くもない、ミナミヌマエビ、ちょうどいい、です。ミナミチョウドイイエビです。

ミナミヌマエビ水槽のろ過装置

そんなミナミ水槽ですが、何気にこの水槽がうちで一番綺麗かも知れません。

フィルターも無く光もあまりあたらず、まして冷蔵庫のすぐ横に置かれているのになぜかバランスが取れています。

いつ見ても綺麗です。ウィロ-モスとエビが相性抜群なのでしょうか?

知識の乏しい僕にはそれを知る術もありませんし、この水槽には知ろうとする知的欲求も湧きません。失敗すると調べようとしますが、うまくいっているとわざわざ調べることもないのでこの水槽は僕の手からほぼ離れて独自の生態系をつくり出しています。

これが我が家一番のネイチャー水槽です。
ただ水が止まっていると油膜も出ますし二酸化炭素も水中に取込めないのでエアーはしています。

ちなみにこの投げ込み式フィルターは試験管を改造してフィルターにしています。

だいぶ茶色くなっているので効果はあるようですねー。あ、また鉢が。。ここだけノットネイチャーです。

茶色くなるのは汚れではなくバクリアがすんでる証拠だとなにかで見た(聞いた?)のですが本当ですか?
ご存知の方いらっしゃいませんかね。

ミゾレヌマエビの性能

あ、そういえばミゾレヌマエビはミナミヌマエビよりも清掃能力が劣るとどこかで書きましたが、 BONOさんでミナミよりもミゾレの方が能力が高いと知りました。ウソついてすみません。

ミゾレヌマエビはかわいい上に能力も高い。
中途半端な体系で、可愛くもなく特長のある顔でもない、ぼこぼこ増えるだけが能のミナミヌマエビも次くらいに能力はあるようでした。
長々と書きましたが、つまるところミゾレヌマエビ最高です。

ミゾレサイコウヌマエビです。今日言いたいことはこれが全てです。

 

まとめ

▶︎リセットをする際は「出来上がった水」を大切に

▶︎フィルターも洗いすぎるとバクテリアが死ぬのでほどほどに

▶︎ヤマトヌマエビは汽水でないと難しいがミナミヌマエビは簡単に繁殖できる

▶︎ミゾレヌマエビは最高

 

 

リセットしたのにもやもやが残る30cm水槽が理想的な水景になる日は思っていたより遠そうです。

過去ブログ編は#4に続きます。

 

くらしをあげる、kuranでした。

■リセット作業中は思考が止まる■