#7 水草水槽に近づくため身近なもので発酵式二酸化炭素を作る

#7 水草水槽に近づくため身近なもので発酵式二酸化炭素を作る

30cm水草水槽をレイアウトしたい|過去ブログから整理編#7

ネイチャーな水草水槽をレイアウトする過去編の#7。

今回は発酵式二酸化炭素のはなしです。

 

発酵式二酸化炭素を自作

前々から準備していた発酵式のCO2添加装置自作。準備していたと言っても材料はほぼうちにあるので、いい感じの瓶を探していただけ。

ネットで調べると、重層式とゼラチン式があるようです。

ゼラチンはもっていなかったのとめんどくさそうなので重層式にしました。

といっても重層を買い忘れていたので、食塩にしました。(食塩でもいいそうです。)

準備したもの

・エアーホース
・逆流防止弁
・割り箸
・バブルカウンター
・瓶
・キスゴム
・砂糖
・食塩
・水
・ドライイースト

以上です。




瓶の準備

まず瓶のフタに穴を空けます。

この瓶は無印良品で見つけました。お茶こし器付タンブラーです。320mL。

だいたいネットで見た皆さんは500mLのペットボトルで作成されています。

うちは30cm水槽なので小さめでもいいかとこれにしました。

見た目もすっきりしてていい感じ。

 

ホースの準備

ホースにバブルカウンターと逆流防止弁、キスゴム、カットした割り箸(エアストーンの代わりです、何かでこれがすごく繊細な泡が出ると見たのと、うちにエアストーンがなかったため採用。ほかにメラミンスポンジやタバコのフィルターでも出来るみたいです。)をセットしておきます。

ホースの準備はこれで完了です。

 

次は発酵材料の準備

砂糖70g 重層の代わりに塩1.5g 水300mL ドライイースト適量

まず砂糖、塩をボトルにいれ、シェイク。

水を入れてまたシェイク。

ドライイーストをパラパラーと入れてまたまたシェイク。

 

あたためて完成

しっかりと混ぜられたらあたためます。

60℃を超えてしまうとイースト菌が死滅するそうなので、手でなんとか我慢できる程度の温度に浸して30分待ちます。

(夏場は30分くらい、冬場は1~2時間くらいだそうです。)

あったまったらホースとつないでいよいよ添加です!




いざ添加!

…シーン。

 

すぐにはでないようなので待ちます。

 

30分後

…シーン。

 

すぐにはでないようなので…。

 

 

1時間後

…シーン。

 

すぐには…。

 

 

翌朝

…シーン。

 

一日置いて出たという記事も見かけました。

 

一週間後

…シーン。

 

なんでー!?

なにがまずかったのでしょうか。

ボトル内ではブクブクと泡は出ていますが、割り箸からはまったくでません。

やはりどこかにすき間があって漏れているのでしょうか。

プラスチックジョイントも買い忘れていたので粘土で埋めてましたがここから?

それともホース内に水が入っちゃってるのがダメなのか。

割り箸かもしれない、いや、ホースが長過ぎるのかも。

それとも保温してないから?
なんでー!?

ネットに記事をあげている方々は簡単そうに成功しています。
くそう。




明日こそ…、きっと。

…シーン。オトシーン。

 

どなたか助けて下さい。

 

はっ?こう?式二酸化炭素

この哀れな失敗により夢の格安CO2添加を本気で投げやりになりかけました。

30cmで頑張る水草のためにもなんとか改善し、
はっ?(;・∀・)こう?(; ・`д・´)などと独り言を言いつつ、二酸化炭素ボッコボコ、気泡フルボッコの水槽を目指します。

タイトルはふざけてますが真剣です。

 

失敗したスクラップ添加装置の疑わしき点

▶︎ガラス製の瓶、蓋もフラットなのがダメかもしれない
▶︎内容物の分量が間違っているかもしれない
▶︎蓋の穴とホースの間から漏れているかもしれない
▶︎ホース長すぎるかもしれない
▶︎割り箸が堅すぎるかもしれない
▶︎温めすぎたかもしれない
▶︎例え青信号でも子どもや高齢者が飛び出してくるかもしれない

以上のかもしれない運転をふまえ、皆様のアドバイスに全面的に頼りつつ改善します。

 

改善点1

まずは瓶。

前回でも書いたように使用したのは無印良品製。お茶用タンブラー。

これは無印さんがお茶用に開発された素敵タンブラーです。決して水槽に使う発酵式二酸化炭素用のボトルなどではありません。

これを発酵式二酸化炭素専用のボトルに変更します。

 

改善点2

次はキャップ部分。

前回はドリルで穴を開けた隙間、ここから漏れていた可能性もあります。

穴をあけ、プラスチックジョイントをグルーガンで接着。

ここがやはり一番大事な部分。漏れませんように。

 

改善点3

そして一番怪しかった割り箸。

実は割り箸というのは、二酸化炭素を水中に効率よく溶け込ますために開発された商品ではなく、丼ものや蕎麦といった料理を食べるために開発されたものだそうです。

これをメラミンスポンジに変えます。こんな感じ?でしょうかー。

ぼけてる…

 

改善点4

最後に微調整。

黄金比率で具材を入れ、体温よりも低いぬるま湯を入れます。保温なし。(今まではケトルに湯を沸かし触れるくらいの温度にして保温していました)

入れるイースト菌も気持ち多めに。

愛情たっぷり手汗びっしょりで温めました。

完璧です。

 

これでダメならちゃんとしたCO2キットの購入も検討します。

いざ添加…!

ドキドキ…

 

 

5分後

 

 

あ…

あぁ!

 

 

ハナビかわいい!

 

 

…じゃなくて

めっちゃ出てるー!!!

ブックブク!ボッコボコ!

すごいすごい!てっきり発酵式なんて都市伝説だと思ってましたー!

 

これでやっと水草水槽本格スタートです。

 

まとめ

▶︎発酵式二酸化炭素は高額なCO2添加装置を準備できない人向け

▶︎安定した供給はできず定期的に同じ作業をする煩わしさはあれど安価で気軽にできる

▶︎ブクブク出たら感動もの

▶︎コカコーラは飲んでも美味しい

 

水草には必須のCO2添加。これでより生き生きした水景が作られるはずです。

過去ブログ編は#8に続きます。

 

くらしをあげる、kuranでした。

■発酵式お試しあれ■