こどもとお出かけ|石川【コスモアイル羽咋】レプリカじゃない展示品

こどもとお出かけ|石川【コスモアイル羽咋】レプリカじゃない展示品

子どもでも大人でも楽しめる宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」という施設があると知り、行ってみることにしました。そこまで大きな施設ではありませんが、展示されている宇宙関連の宇宙船や月面車、探査機などが多数あり、その迫力に圧倒されます。

宇宙に興味を持つ子どもならば興奮度マックス間違いなし、あまり興味のない大人でもかなり楽しめたので、旅のプランの一つに加えて損はありません。

コスモアイル羽咋について

コスモアイル羽咋は、UFOが度々目撃されるという街の「町おこし」として生み出された宇宙博物館。

住所:〒925-0027 石川県羽咋市鶴多町免田25
アクセス:のと里山海道千里浜ICから車で10分
電話番号:0767-22-1947
営業時間:8時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌平日、8月は無休)
利用料金:展示室/大人400円、小中学生200円 コスモシアター/大人500円、小中学生300円 セット料金:大人800円、小中学生400円
駐車場:無料(バス5台・普通車200台)

駐車場には目を引くロケット

博物館が近づくと、大きなロケットが見えてきます。黒と白のシマシマ配色で派手なロケットは駐車場にそびえ立ち、子どものテンションも一気に上がります。

住宅街に急なロケット。

 

駐車場は広く、停めるのに苦労するーなんてことは無さそうです、いえ、NASAそうです。

 

ドーム状の建物がかっこいいですね。

それでは入館してみましょう。

 

エントランスの様子

入り口には料金表が置かれています。

大人400円、子ども200円。

今回シアターはみる時間がなくてパスしましたが、次来るときは見てみたい。

おお、なにかはわかりませんがでかいパラポラアンテナのようなものが天井に吊るされています。

 

月面車が置かれています。

みた感じはおもちゃのような素材でできていますが、アポロ計画で使用されたローバーのレプリカだそうです。ちなみに椅子に座って写真を撮ることもできます。

 

天井からは光が降り注ぐガラス張りの屋根。

夜には星空が見えるのでしょうか。

 

階段を登り、2階の展示室へ向かいます。

 

2階展示室にはたくさんの展示品!

展示室は階段を登ってすぐにあります。

 

展示はなかなかかっこいい。

「どうせレプリカでしょ」とか思ってました。違うんですか。




 

うわーかっこいい!

宇宙に関することは、漫画「宇宙兄弟」で出て来たことしか知りませんが、見た目がかっこいいのでテンションは上がります。

工場の夜景を見に来たような、そんな感覚です。

 

アメリカが開発した最初の有人宇宙船「マーキュリー」、宇宙飛行士1名が乗り込むだけの広さしかない船内。

なんですかこの無骨なデザイン。

なのにお尻は派手派手な配色にステンシル文字、おしゃれですねー。

 

宇宙船「ヴォストーク」

これは実際に飛行し、宇宙から帰還した本物の機体だそうです。とても宇宙に行ったとは思えない見た目の宇宙船。でもかっこいいなぁ。

 

いやいや狭い狭い!

こんな空間の中で宇宙行くとか本当に精神力が半端じゃないですね。怖すぎです。

 

アメリカ製「ルナマーズローバー」

このローバーは、NASAがグラマン社に火星や月面の走行を想定して製作委託させた実験用プロトタイプ車で、実用段階に至るまで何度も実験がなされた本物の機体なのだそうです。月面を走るには、タイヤはこんな感じになるんですねー。

 

アメリカ製「アポロ司令船」

もうテッカテカです。宇宙飛行士たちは月までの移動時間6日間のほとんどをこの司令船の中で過ごしたそうです。

そしてこの形、見覚えありませんか?見覚えありますね。

そう、明治で発売されているアポロチョコレートは、この司令船の形を模して作られたお菓子だそうです。

内部も見ることができます。

すごいですね。扉の内側もかっこいい、時計みたいですね。

 

と思ったらその奥には大きな時計が、しかもオメガ。

 

旧ソビエト製「モルニア通信衛星」

1965年から1972年にかけて打ち上げられた当時最大級の人工衛星だそうです。テレビなどでも良くみるような気がしますね。

無骨だけど無駄のないデザインでかっこいいですね。

 

アメリカ製「ボイジャー惑星探査機」

地球から最も遠い人工物だそうで、木星、土星、天王星、海王星の4惑星に接近・観測をしました。またこの探査機には地球外知的生命体へのメッセージが収録されたレコード盤が取り付けられているそうです。ロマンですね。

全景。

エントランスを見あげて見えていたパラポラはこのボイジャーだったんですね。

 

 

アメリカ製「RL-10ロケットエンジン」

ロケットのエンジンともなればこうなるんですね。でかい。

一度でいいからロケットの打ち上げをこの目で見てみたいものです。




 

アメリカ製「船外活動用宇宙服」

そうそう、これこれ!宇宙といえば宇宙服。

すごいですねー、これを来て宇宙へ出て行くんですね。過酷な環境に耐えうる様々な工夫がこの一着には詰め込まれています。

 

アメリカ製「アポロ月面着陸船」

月面に人類を初めて着陸させた船。重量の関係で、帰還時には持ち帰らず、現在でも6台もの月面着陸船が月に置かれた状態になっているそうです。

 

ちょいちょいキャプションの仕様もかっこいい。

こういうところも細かく見て行くと一日中楽しめる展示室ですね。

 

旧ソビエト製「月面探査機ルナ24号」

ソビエトのルナ計画で、初めて月面に送り込まれた無人探査機、ルナ24号は月の石を持ち帰ることに成功したそうです。

しかしなんなんでしょうこのデザインは。

 

アメリカ製「バイキング火星探査機」

火星に生命がいるのかどうかを探査するための探査機。地球外生命体の発見が期待されましたが、残念ながら火星には生物が確認できなかったという報告をしました。

 

ロズウェル事件の宇宙人

アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが米軍によって回収されたとして有名になった事件の宇宙人レプリカ。

足の指が6本ありますねー。

 

昔よくテレビ番組でも流されていた映像です。宇宙人の解剖シーン。

 

さまざまなUFOの写真も展示されています。

これも見ているととても面白いです。どこまでが本物でフェイクなのかはわかりませんが、フェイクだとしてもその発想が好奇心を掻き立てますね。

 

ちょっとした学習スペースもあります。

子どもの自由研究などでも重宝する施設ですね。

 

これで展示室はおしまいですが、かなりのボリュームと迫力があり、展示室も黒で統一するなど工夫がされていて宇宙の神秘と壮大さを引き立て、見る側の気持ちを盛り上げてくれます。

宇宙をもっと知りたくなる、そんな空間でした。




 

2階廊下をぐるり

展示室を出て2階の廊下をぐるっと回ります。

通路からはガラス張りのスタッフルームでしょうか、覗き見ることができます。

 

おやスタッフの方がおられますね。

ん?

 

名誉館長の矢追純一

宇宙人なのにめちゃ和名!

それか宇宙人マスクを被っただけの矢追純一かもしれません。

ていうか居眠りしてますね。

 

こんな展示も。

これは冗談ではなくて本当にこんなポスターを制作しているそうです。

宇宙に行く船員たちへの敬愛と遊び心。

スターウォーズはなんとなくわかりますが、その他はただやりたかっただけのような。

 

トイレのピクトにも遊び心があります。




 

売店もあります

宇宙を満喫したら宇宙グッズを買ってお土産にしましょう。

たくさんの宇宙に関するグッズがずらり。

かなりの点数があるので、自分のお気に入りを見つけましょう。

隣にある休憩スペースには自販機もあります。

これはタバコの自販機かと思いきや、

ピンバッジ!

デザインもかなりこだわったものなので、550円と少々お高いですが、記念に一つ買うのもいいですね。

 

ガチャポンがやっぱり必須。

 

いいお土産になりました。

宇宙服は「最小の宇宙船」と呼ばれるほどの技術が積み込まれ、この服が宇宙船でありコックピットな訳です。

なのでこのコップにピッとひっつく様とコックピットを引っ掛けた商品なのですね。

いや、コップフィットでもいいかもしれません。

いやいやでもコップピットの方がキャッチーですね。

 

まとめ

コスモアイル羽咋はおおきな博物館ではありませんが、展示されているものは大きく迫力があり、レプリカでないものもたくさんありなんとも言えない宇宙パワーを感じることができます。

子どもはもちろん、宇宙について詳しくない大人でも十分楽しめる博物館なので、近くに来た時は寄って見ることをお勧めします。

近くには「千里浜なぎさドライブウェイ」もあるので、観光の中心地という立地的にもよくまた料金も良心的なのでオススメです!

 

くらしをあげる、kuranでした。

■宇宙はロマンです■