こどもが肺炎に|RSウイルスやヒトメタニューモウイルスは要注意

こどもが肺炎に|RSウイルスやヒトメタニューモウイルスは要注意

保育園に通い出すと、たくさんの病気をもらってきます。冗談でなく、育休明けで職場復帰をしたものの、気づけば復帰後の一年、半分ほどは家で看病していたと言っても過言ではありません。この時期は子どもの免疫力を高める大切な時期。病気をするのは仕方ないですが、働いているとなかなか大変ですね。

風邪や熱をしょっちゅうもらってくるので、だんだんと「あぁ、またか」と慣れてきちゃうのですが、3日以上熱が下がらない時は要注意。

もしかしてそれ、肺炎も併発してませんか?




RSウイルスをもらってきた

我が子が1歳の時、10月。

2017.10.7

熱が出て、鼻が出て、咳も出て、食欲は出ない様子。

病院へ行くも、「もし三日しても熱が下がらなければまた来て」とのこと。

まぁまたいつものように風邪かと思い気楽に構えていましたが、熱がなかなか下がりきらず、上がったり下がったりを繰り返しました。結局そのまま3日経ち、二度目の受診。検査をして「RSウイルス感染症」に感染しているとのこと。

RSウイルス感染症ってなに?

RSウイルス感染症は、ウイルスにより発症する呼吸器の感染症。大人がかかっても大した症状は出ませんが、赤ちゃんがかかると38度以上の熱が出続け、鼻水や咳の症状が出て、一週間以上も続きます。

流行時期は、7月から初春ごろまで。

RSウイルス感染症は2歳までに100%感染すると言われ、誰もが通過しなくてはいけない病気です。また、一度なればもう免疫がついて大丈夫。なんてことはなく、何度もかかる可能性のある病気です。

肺炎の疑い

RSウイルス感染症により、肺炎も引き起こしているかもしれないとのことでした。

は、肺炎?!

とかなり驚きましたが、そこまで心配するほどではなく、RSウイルスなどから併発することが多く珍しいものではないとのこと。

「自宅で様子を見るか大きな病院で検査をするかどうする?」

と聞かれました。

「ただ恐らく肺炎だから入院する必要があると思う。自宅療養でも治せる程度だと思うけど、早く治したいなら入院の方がいい。」

とのことでした。

突然のことだったので迷いましたが、いつまでもズルズル熱も下がらず食欲もないので、紹介状を書いてもらうことに。

即入院

その足で紹介状を持って大きな病院へ。すぐに検査をしてもらい、案の定、肺炎の診断。

担当医の方に

「では入院で。」

と入院するに向けての説明を受けました。

入院にはたくさんの準備物もあるので荷物をまとめに一度帰宅しました。

入院準備をしながら心の準備もする

着替えや病室でも遊べるおもちゃをこんもり用意しながら、ここまでバタバタと川に流されるように進んだ落ち着かない気持ちを落ち着かせます。

幼児は、一人きりで入院ができません。親が代わる代わる付き添うことにして、どちらがどう泊まるかなども決めていきました。

もちろん親の添い寝セットなども必要です。

この準備している時が一番大変でした。なにせ初めての子どもの入院。

なにが必要なのかもさっぱりわかりませんでした。

とにかく着替え、おむつ、飲み物、くだもの、おもちゃ、絵本。。。

入院中の大変なこと

入院は滞りなく進みました。病室は一人部屋。片方のベッドは空いていたので実質一人部屋、しかも窓側。ラッキー。

泣きすぎてぐったりの図。

 

入院は三日間でした。

しかし思っていたよりもずっと過酷な短いようで長い三日間となりました。

狭いけど遊びたがる

点滴がるため、病室で動けるのはベッドの上のみ。はじめの数時間はブロックやテレビなどで気をそらせるのですが、飽きてくるとベッドから降りようとしてきたり、跳ねたりしようとじす。

肺炎とはいえ軽度。熱が下がっている時はただの元気な幼児。

ベッドでただおとなしくなんて到底無理な話。

点滴をひっぱる

怖かったのは点滴を引っ張ること。

手から伸びた管と光る装置が気になって、とにかく引っ張って取ろうします。こわー。

親指には心拍数を図る装置が付いているのですが、ピコピコ光っていてそれがどうにも気になる。

看護師さんも気を使ってくれて、結局ひっぱったりして危険だということで寝てる時以外は装置をオフにすることに。

鼻を吸ってもらうのを全力拒否

鼻が詰まるので定期的に看護師さんが吸引機で鼻を吸ってくれるのですが、これをとにかく全力拒否。

親が押さえつけて看護師さんが吸い取る。この作業が大変で、終わるたび看護師さんと息を切らせていました。

ベットで添い寝が過酷

もっとと辛かったのがこれ。

その病院は添い寝用ベッドがなく、子どものベッドで一緒に添い寝するスタイル。

子ども用のベッドなので、通常よりも狭く、足を折りたたんで添い寝していました。ベッドも固いし。

つらかったー。

あとトイレも寝てる時以外は怖くて行けないのでそれも大変でした。

3歳になり免疫もついた

あれから1年半経ちました。

2019.4.20

最近風邪を全然引かなくなりました。去年の今頃はしょっちゅう保育園から呼び出され、連れ帰り看病をしていたのですが、一年くらいずーっと元気。免疫がついてきたのでしょうか。ありがたい。

と油断していた先日。

急に熱を出し咳き込み出しました。久々に風邪ひいたなー、なんて軽く考えていたのですが、3日経っても熱は下がらず、しまいには39度を記録。

これは、まさか…。

なんかこの感じ、覚えがあるような…嫌な予感。

病院でも3日経って熱が下がらなければまた来てねーと言われてたので、連れていくとすぐに検査。

結果は「ヒトメタニューモウイルス感染症」に感染しているとのこと。

また新しいの出てきた!

なんなの、それ?!

ヒトメタニューモウイルスとは?

幼児の気管支炎の原因としてみられるウイルスで、RSウイルス感染症と同じように、高熱や咳が出て、食欲不振となりぐったりします。

3日以上発熱が治らない場合は、もう一度かかりつけ医に相談する必要があります。

流行時期は、3月から6月。

こちらも2歳までに50%が、遅くとも10歳までにはほぼ全員がかかる病気で、これまた一度きりでなく何度もかかる可能性があります。

こちらも飛沫感染や接触感染。

またまた肺炎に

熱と咳がおさまらない。

これはまさかなー、なんて思ってたらやっぱり肺炎。

今回は、前回よりもさらに軽度な肺炎だったため入院は免れましたが、食欲もなく、ぐったりしている子どもを見てるとこちらまでつらくなってきます。熱が下がり始めると体力も出てご飯も食べられるようになるので、自宅療養の場合はなるべく様子を見ながらそばにいてあげるのが一番ですね。

しんどかったのかずいぶん甘えてきました。39度も出た日もあったので相当しんどかったのだと思います。

まとめ

RSウイルス感染症もヒトメタニューモウイルス感染症もどちらも飛沫感染や接触感染により引き起こされます。保育園に通わせると必ずなるので、大人になるための通過儀礼と思って乗り越えましょう。

うちはどちらも肺炎を引き起こしてしまいましたが、必ず肺炎になるというわけではないのでご安心を。

もし、肺炎疑いとなり、自宅療養か入院かを迫られたら、迷わず入院にしてください。自宅療養だと点滴がない分、やはり治りが遅いです。食欲が早く出てくるよう点滴を打つのが大切。

肺炎と診断されるとドキッとしますが、大丈夫。わりとすぐに回復します。

でも重篤化しないよう3日以上の高熱が続いたらすぐ病院へ。

 

 

くらしをあげる、kuranでした。

◼︎次はどんな病気をするのでしょう◼︎