こどもと一緒に簡単ビオトープでお米作り|初めてでも簡単ミニ田んぼ
- 2022.11.01
- くらしのDIY
子どもがある日突然「お米ってどうやってできるの?」と聞いてきたのでさっくり説明すると「作ってみたい」と言うので一緒に田んぼ作りをしました。
田んぼと言ってもメダカ鉢で作るミニビオトープ。
初めてのお米作りがどうなるか、大人もワクワクしながら子どもと一緒にやってみました。
2022.6.17 ビオトープ作り
まずはビオトープを作ります。
メダカ鉢があるので、とりあえずこれで作ってみました。
バケツでやってる方も結構いたので、バケツのようにある程度の深さまで水が溜まるようなものならなんでも良さそうです。
プラ舟という最も適したものもありますが、底を埋めたプラスチックのプランターや発泡スチロールでやってもできそうですね。
必要な土壌を作る
田んぼの土壌はもう本当に十人十色といいますか、その土地土地や品種などによりけりで、一概にこれ!というものはないのかもしれません。
調べても正解がいまいちわからないので、ちょうど家にあったもので配合しました。
▶︎腐葉土
▶︎赤玉土
▶︎鹿沼土
腐:6赤3:鹿1の割合で混ぜ合わせて作りました。
荒木田土というものがホームセンターに売っているのでそれでも良さそう。
手軽だし。
そこへ水を入れてよくかき混ぜ、ドロ化させて屋外の日光の当たる場所で数日そのまま置いておきます。
これでビオトープは完成、なんだ簡単ですね。
2022.6.20 苗を手に入れる
次は苗です。
うちは農家ではなく周りにも田んぼを作ってる親戚などもいませんので、どこからか手に入れなければなりません。
ホームセンターでも売られていますので入手は簡単ですが、今回はメルカリで購入しました。
タッパーいっぱいに詰められた新鮮な(?)苗たち、これで、600円以下(送料込み)でした。
子どもと一緒に田植え(真似事ですが)をしまして、持っていた鉢では全然足りないくらいの量の苗でどうしようか迷いましたが、もうギュウギュウにして全部植えちゃいました。
とりあえず完成。
全然やり方などわかりませんので画像検索とか農家様のブログとか見よう見まねで。
失敗して元々、楽しくできたらそれでいいのです。
2022.7.10 水やりはこまめに
鉢が小さく、真夏日や猛暑日はガンガン水が蒸発してしまいますので、毎日水を継ぎ足して土壌が乾かないようにしました。
成長は著しく、毎週のように葉を上に上に伸ばします。
こんなにでかかったっけな?と思うくらいに成長は続きました。
▼2週間後
かなり適当に作ったもののどうかなと心配していましたが、ぐんぐん成長してくれました。
よかった、とりあえずは枯れたりしなくて。
▼1ヶ月後
背丈がアホみたいに伸びてきました。
80センチくらいありそうです。
このビオトープではかなり狭そう…。もっと大きなもので作ればよかったなぁ、反省。
1ヶ月でもうこんなにボーボーです、これからが楽しみ。
無事に実を作るといいなぁ。
2022.8.15 実がなっていた
葉の成長が頭打ちになって間も無く、子どもが大騒ぎしました。
なんともう実がなっています。
おー!すごい!
実がなることを出穂(しゅっすい)と言うことも米作りをしなければ生涯知らなかったと思います。
なんとなく落水してから実ができるものと思っていました。
あっ、落水(らくすい)は水を田んぼから抜くことだそうです。
2022.8.23 実が増えていく
はじめは一房しかできてなかった実も日に日に数を増やし今はぎっしり実っています。
これ全部無事にお米になったらお茶碗一杯分くらいはできるんじゃないかしら!
2022.8.30 すごい数の実できてた
子供の夏休みの宿題の見直しとかコロナ陽性になったりとかで、バタバタしてちょっと見ぬ間にえらい数の実をつけていました。
いやーすごい!
こうやってお米ができていくんだと子どもも感心していました。
これ自由研究にさせたいけど夏休み中に収穫は無理イイーーッッッ!!!
あとちょいちょい葉っぱがかじられてるなと思ったら、ひとつ白っぽいサナギの状態の虫を見つけました。
調べても何のサナギなのかいまいちわからず、写真も取らぬ間に子どもが取っちゃったので真相は闇の中。
それ以外は特に害はなかったです。
ビオトープの水をうねうね動く無数のボウフラにはひぃっとなりましたが。
出穂から落水までは25日から30日くらい
その後、穂が育ち頭を垂れはじめ全体的に枯れてきました。
覚えたての単語、出穂をしてから25日くらいを目安に、これまた覚えたての単語、落水をします。
8月18日に出穂をしたので、9月15日に落水をしました。
特別なことはせず、水を継ぎ足すのをやめ、雨水のみにして、大雨の日は水が入らないようにカバーをするようにしました。
2022.9.24 刈り取りと稲穂干し
24日に刈り取りをしました。
刈り取りにはカマが便利なのですが、うちにはないのと、今回は数がそんな多くないのでハサミで十分刈り取れました。
サクサク
ただ根元には生まれたてなのか何なのか知りませんが大量の蚊たちが待ち構えていました。
可能な限り殲滅しつつ、刈り取った稲穂をまとめて根元を紐で縛ります。
ぎゅっと縛れたら逆さ向けにして干すのですが、屋外に干すとスズメの格好の餌食になるので可能なら室内で干すか、なにかカバーをして干すようにします。
スズメが周りにいる環境だと数日で丸裸にされると思います。
実は結構やられていました、多分1/3は持っていかれたと思います。
鉢からは簡単に取れました、すんごい根っこ!
2022.10.1 稲穂取り
稲穂取りをしました。
牛乳パックを使ってフタのところに稲を挟み、ぶちぶち引き抜いて実だけをパック内に落としたり、手で地道に取ったりして子どもと一緒に1時間黙々と作業をし続けます。
取り分けただけでは籾がついているのでこれを取り除きます。
すり鉢で軽くゴリゴリすると中身が出てきてくれます。あんまり力を入れてしまうとお米も潰してしまうので、ある程度優しく様子を見ながらゴリゴリします。
籾がとれたらいよいよお米らしくなってきます。
この左側の状態が玄米ですね。
さらにこの玄米を、長めの瓶と中に入るサイズのすりこぎ棒を用意して、中に玄米の状態のお米を入れて優しく突きます。
これを1時間ほど繰り返すとだんだん玄米から白米へと変わっていきます。
どこまで突くかはお好みで。
完全な精米をした白米にするには、かなりの時間、突き突きしたくてはなりません。
30分ほど突けば粉だらけになりました。
2022.10.2 いざ、実食
お米がついに完成したので、これを食べてみたいと思います。
全部で0.3合くらい。
到底炊飯器で炊くことなんてできない量なので、お鍋で炊いていきたいと思います。
初めチョロチョロ中パッパで炊いていきます。
途中テレビを見たり洗濯物を干したりしていたら見事に焦げました。
いえ、おかげが食べたかったので焦がしを入れてみました。
子供が食べますので子ども茶碗に。
味は普通に美味しいらしく、いたく感動しながら食べていました。
3口くらいで飽きてこの日の夜ご飯ででたカレーをかけてしまいました。
まぁ、そんなもんかな笑
まとめ
お米を育てるのはとても大変。
毎日何気なく食べているものがどうやってできるのか、苗が育ち、穂をつけていくたび感動していたので、子どもにはいい影響がありそうです。
できたら毎年ブラッシュアップしつつもっと大きな鉢で作ってみたいと大人も楽しめるお米作り。
ぜひ一度チャレンジしてみてください。
まとめて楽チンなキットもあります。
ベランダでもできる気楽さが嬉しいですね!
手もそこまでかからないし、 ぜひぜひチャレンジを!
くらしをあげる、kuranでした。
◼︎次は茶碗てんこ盛りになるくらい育ててみたい◼︎
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