【ニンテンドースイッチライト】左スティックの故障を修理してみた
- 2025.01.15
- くらしのDIY
ニンテンドースイッチライトの左スティックの動きがおかしい。
一年ほど前から動きが悪くなり、いよいよ左スティックが使い物にならないレベルになってきたので修理してみました。
はじめはお店に頼もうと思ったのですが、近所に修理ができるお店がなく、仕方なく自分でやることに。
調べると修理キットなるものがあったので購入し、DIYしたので記事にします。
左スティックの症状
ニンテンドースイッチでは、「サーモンラン3」というゲームを主にやっています。
襲いくるシャケの大群から金イクラを奪いクマサンに献上するというゲームです。
この「サーモンラン3」というソフトには他にも「陣取大戦ナワバトラー」「ナワバリバトル」「ヒーローモード」「サイドオーダー」という様々なコンテンツがあり、サーモンラン以外にもまぁ遊べる要素はあります。
が、サーモンランが一番楽しいのでおすすめです。
さて、話が逸れましたが左スティックの症状です。
初めは「なんか動きが遅いような気がする」くらいだったのが、だんだん「イカロールができない」などの致命的な症状が出てきました。
スティック補正で確認すると、目一杯スティックを倒してこの感じ。
しかもこの位置までマークが動くまで1秒ほどかかります。
これは、あかん。
購入した修理キット
スマホの修理などを行なっているお店は、同時にNintendo switchなどのゲーム機の修理もしていることが多いですが、私の周りではやっておらず、どうしようか悩んでいると、修理キットなるものがあることがわかりました。
Nintendo switchライト用のキットは、調べたところこれだけでした。
Amazonで購入、2000円ほど。
修理相場が5000円くらいなのでうまくいくと半額以下でできることになります。
中には説明書、交換用スティック、専用ドライバー2種、専用ピンセット、専用ヘラが入っていました。
「本体を分解しますとメーカーや販売店の保証や修理受付の対象外となる可能性が御座います。」という恐ろしい文面を乗り越えて、先に進みます。
説明書は画像付きでわかりやすそうです、解像度がやや低いことを除いては丁寧な説明がされていて、やればできそうな内容です。
予習はバッチリ、実践あるのみです!
失敗したら新しいswitch買う口実にもなるし!
左スティック修理その1|装飾品を外す
まずは解体するために余計なものを外します。
まず背面のシリコンケースを外して、
白色のシールも全てはがします。
これももうかなり劣化していたので全然オッケー。
剥がしてもう解体の準備は完璧です。
左スティック修理その2|背面カバーをはずす
まずは背面のカバーを外します。
緑と赤のドライバーで先端の形状が違い、それぞれのビスに合うようになっています。
背面4箇所、上下に2箇所づつあるのではずし、小さいのでなくならないように管理します。
赤を外したらもう背面は開けられますが、ここで結構苦戦しました。
ヘラで優しく、かつ力強く開けようとするのですが、中がどうなっているのかわからない分、テコの原理とかで開けていいのかもわからず力を入れすぎてやるのが怖い。
少しづつヘラでグニグニして一周回っていきます。
少しづつ開いてきたので大丈夫そうなところでテコ入れします。
このイヤホンジャックのところは盛り上がっているので、少し浮かさないと外れません。
はずれましたー!
1時間かかったー!
左スティック修理その3|説明書と違う
背面カバーを外し、開いたところで気づきました。
説明書にこんな銀色のパーツなんて載ってない。
…なんで!?
switchライトっていろんな種類があるの?バージョン的な??
ここでもうやめようかと思いましたが、ここから付属の説明書は一切見ず、youtubeなどの情報をかき集めて調べながら解体していきました。
左スティック修理その4|銀カバーをはずす
とりあえずこの銀パーツは外すことに。
とりあえずついているビス4箇所を全て外します。
意外と真ん中のビスが盲点でしたのでお忘れなく。
ビスさえ外せば簡単に外せます。
外せないということはビスの外し忘れなので、力づく&無理やりは禁止。
外せましたー。
左スティック修理その5|右側の基盤をはずす
左スティックなので、裏面から見て右側の基盤をはずす必要があります。
まずZLボタンを外します。
ビスが2箇所だけ、あとは持ち上げたら外れます。
次に右下の黒いカバーのビスを外して浮かし、青と赤のケーブルは外さずに画像のように右によけておきます。
完全に外さなくてオーケー。
その次は、オレンジの平たいコードを4箇所外します。
このコードは差し込み口にあるギザギザのピアノのようなヒンジ状のフラップで固定されているので、それを持ち上げてから優しく抜き取ります。
ピンセット等で折れないように気をつけます、金属製のピンセットはNG。
付属のピンセットか、画像のようにヘラの腹で抜きます。
基盤は中央付近の4箇所をはずすと取れます。
隙間からヘラなどを差し込んで持ち上げるようにすると簡単に外れます。
これでオーケー、あと少し。
左スティック修理その6|左スティックの交換
左スティックは、この四角い銀色のものです。
このビスを2箇所はずすと、
とれました。
黒色カバーが外したもの、白色が新しくつけるものです。
なぜ動きが悪かったのか、などはわかりません。
形状もやや違うように見えますがこれで大丈夫なのでしょうか。
新しいものを取り付け。
これでようやく折り返し、あとは同じ手順を逆再生するだけです。
左スティック修理その7|元に戻す
戻すのは簡単なはず。
基盤を戻します。
左スティックから伸びている平たいコードを穴から出しつつ固定するのをお忘れなく。
なんか落ちている…なにこれ。
調べた結果、ここでした。
のっているだけ。
ZLボタンを戻す。
電源ボタンのコードの位置に注意、画像の用意場所が決まっているので間違えないように。
ここもちょっと難しかったので注意。
オレンジ平たコードはこのように収納します。
銀パーツを戻し、
背面カバーを戻し、
し、閉まらない…。
もう一度開けて見たらビスが転がっていたので閉まりませんでした。
ちゃんと締め直して直りました、ビスちっさすぎ。
でも出来ました、作業的にはこれでおしまいです。
左スティック修理その8|動作を確認
ドキドキの起動。
電源はちゃんと点きました!
よかった!
あとはスティック補正…。
うおおおー
ちょっと感動しました。
左スティックを倒した瞬間にもう一番左まで振り切る勢い!
感覚的には左スティックに触れた瞬間にもう一番左にあるような!
イカロールし放題!
これのおかげで今まで苦戦していた「難破船ドン・ブラコ」で初めてでんせつ600にいくことができましたありがとうございます。
まとめ
左スティックの自己修理記事でした。
修理キットの口コミでは、「20分で出来た」「とっても簡単」などの言葉が並び、出来そうな感じがしていましたが、いざやると素人には2時間かかる重作業でした。
こういった解体や電子機器の扱いに慣れている人なら20分でできるのかなという印象ですが、初見素人には到底無理です。
小さな部品も多く、子供の育児片手間にできる作業ではなかったので、子供を寝かしつけ、次の日が休みという日の夜にやるべき作業です。
とはいえ、ど素人の自分にもできたのでオススメ。
説明書が全然違ったのはかなり誤算でしたが…。
自己責任ですが、うまくいけば安価で直すことができます。
ぜひ挑戦して見てください。
直そうとして壊してしまった方はこちらから。
あ、「サーモンラン3」じゃなくて「スプラトゥーン3」でした。
えー?
くらしをあげる。kuranでした。
■ひさびさのイカロールは感動もの■
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