ちょっと上級者向けのヘリンボーンテーブルをDIY|天板のみリメイク

ちょっと上級者向けのヘリンボーンテーブルをDIY|天板のみリメイク

ヘリンボーンテーブルを作りたい。

誰にでもそんな衝動にかられる時がありますよね。kuranは突然その衝動にかられて、気づいた時にはホームセンターの木材コーナーに立っていました。

さて、ヘリンボーンテーブルの記事になるんですが、そもそも「ヘリンボーン」てなんだという方のために簡単に説明すると、ヘリンボーン herringbone は、模様の一つでニシン herring の骨 bone という意味です。「g」を発音してヘリングボーンということもあるようですが、なんかダサいのでヘリンボーンと覚えてください。魚を開いた時の骨の線が近いことから名付けられたそうですが、なぜニシンなんだと聞きたくなりますね。ニシンが好きな人が名付けたことは間違いなさそうです。日本では「杉綾」、または「綾杉」と杉に見立てて呼びます。



ヘリンボーン柄って?

どんな柄かというと、こんなやつですね。

お家の服などを探すと絶対一つはあるやつです。カバンや靴、財布や服の裏地にもよく使われていますよね。

 

 

このような模様の机を作ろうということです。

今回は天板のみ、今使っているダイニングテーブルの脚は生かしてヘリンボーンテーブルにします。

 

何が必要?

必要なものは、

・テーブルサイズの一枚板(下地材)
・1センチ厚ほどの板(ヘリンボーン柄用)
・枠組み用の板材
・丸ノコ(あるいはノコギリ+マイターボックス)
・電動サンダー(ヤスリ)
・電動ドライバー
・着色用にオイルステイン+つや消しニス
・木工用ボンド
・ビス

でした。

 

作り方・手順

ヘリンボーン用の板材をカットしていきます。

 

 

kuranは1.3㎝ × 9㎝ × 4mという荒材が格安で手に入ったのでこちらを使用しました。ホームセンターで荒材というのがよく屋外に売っています。そちらでも十分綺麗にできますので、安く仕上げたい人にはオススメ。ただしヤスリがけの手間は半端ないです、荒材ですから。

kuran完成のテーブルよりももっと柄を細くしたいと思えば、幅の細い板材にすれば可能です。カットする長さでも柄の印象は変わりますのでお好みで調節してみてください。長さが短ければワイルドな雰囲気、長ければスタイリッシュな雰囲気になるとかならないとか。

kuranは決めかねたので無難そうな長さ、すべて35㎝でカット。カットはもちろん45度にしていきます。

丸ノコがない場合は、かなりの手間ですがノコギリで斜めカットをしていくことになります。ノコギリの斜めカットは非常に難しいので、超便利グッズのマイターボックスを使ってください。中央に板材を置き、切りたい角度の切り込みのところにノコギリを入れ、そのまま切るだけで綺麗に45度カットも可能です。

kuranは持っていないのですが、かなり欲しいやつです。

 

 

 

 

切り終えたら一度、下地材の上に並べてみましょう。

 

 

すると端などに中途半端な隙間ができるので、そこに合う木材を、

 

この大量に出た切れ端から探します。端とはいえ油断せずになるべく綺麗なものを使いましょう。

 

 

ヘリンボーン用の板を切り終えたら、すべてヤスリがけしていきます。

これ便利

かなりの手間なのですが、とても大事な作業なので妥協はなしでやります、もくもくと。ここは絶対電動サンダーがおすすめ。電動サンダーですら結構しんどかったです。すべてを手でやるときっと8年くらいかかります。

45度カットした場所は適度にヤスリがけします。やりすぎると角度が変わり、隙間ができてしまうので注意してください。

 

着色も大切

すべてにヤスリがけができたら次は着色していきます。まだニスは塗りません。

 

好みによりますが、3〜5種類くらいの色分けができると綺麗かなと思います。kuranは5色。使ったオイルステインは2色ですが、混ぜたり薄めたりして色に少しづつ変化をもたせました。水性オイルステインは水で薄めることができるのでちょっとずつ色を見ながら加減しましょう。

 

色を見る時は木材に塗ってみて乾かします。それでどんな色かがわかります。試し塗りにちょうどいいのはもちろん、

 

この余り倒した三角ですね。なかなか優秀で重要な役割を担ってくれます。

 

塗り終えたのがこんな感じ。

 

 

原色2種+混ぜたのを1種+それを薄めたのを1種+それに墨汁を足したのを1種です。

画像のどれがどれかは忘れました、すみません。このまましっかり乾かします。

塗る時は表面だけじゃなく、側面も塗るようにします、その方が綺麗です、圧倒的に。

配色を考慮し、配置を決めたらボンドでひっつけていきます。木目なんかも重要なので、木目がうるさいところを固まらせないように配置していきます。

 

整える作業

しっかりとくっついたら裏返して、余分にはみ出ている板材をカットしていきます。

電動丸ノコで切ったほうが早いし綺麗にできるのですが、夜になってしまったので近所迷惑を考えノコギリで静かに切断していきます。

ノコギリでも丁寧に切れば綺麗に切れますが、斜めにカットしがちなので刃の方向をしっかり見ながら切りましょう。

電ノコで切る場合は、表面を裏向けておくとバリが出てしまうので、バリを出さないようにもう一枚板を敷いてから、その板ごと切りましょう。あるいはガムテープを貼ってから切っても多少効果はあります。バリができると最悪そこから剥がれて修復不可能になるので十分注意してください。

 

 

切れました。

 

仕上げに

切れたらニスを塗ります。

 

今回はつや消しニスにしましたが、そこはお好みで。ダイニングテーブルなので、表面強度を出すため3度塗りをしました。

ニスが嫌いな方は無理して塗る必要はありません。

 

ニスが塗れたら仕上げに枠材を取り付けます。枠材は、これも斜め45度にカットし額縁のように作ります。

それをビスで固定します。ビス穴が嫌な人はボンド・あるいはダボでひっつけましょう。

 

 

あとは既存のテーブルにのせて裏からビスで固定して完成です。

 

華やかで落ち着いた(矛盾してますがそれ以外の表現ができません)ダイニングテーブルになりました。

枠はあえて天板の高さよりもさらに上げています。こどもの食器落下防止のためです、個人的にはフラットにした方がおしゃれだなと思っています。ビスで止めたのはあとで「フラットにしたい」と思った時に簡単に作り変えれるように。こんな調整ができるのもDIYならではですね。

 

ヘリンボーン柄のテーブル、素敵ですよね。労力はすごいですが技術はそこまで必要ないので、時間のある方は作ってみてください。

kuranも次は壁一面をヘリンボーンにしたいなーと思っています。

 

まとめ

 

あ、そういえばそれでもまだまだ余っているあれは・・・

↑あれ

 

 

 

 

こどもに気に入られこうなりました。

 

わんわんアメコミ風のアゴ  笑

 

 

 

くらしをあげる、kuranでした。

◼︎ヘリンボーンはかなり大変なので覚悟が必要◼︎