原付(50〜125cc)をネットで購入した時の名義変更手続き

原付(50〜125cc)をネットで購入した時の名義変更手続き

原付をインターネットで購入したら、名義変更の手続きが必要になってきます。

お店で購入した場合は、お店の方がナンバープレートをつけてくれると思いますが、インターネットで購入した場合はそうはいきませんね。この記事ではネットで原付バイク(50cc〜125cc)を購入した場合の手続き方法を、備忘録も兼ねてまとめておこうと思います。

原付譲渡の流れ

原付(50~125cc)の譲渡は比較的簡単です。

①まずは出品者が、「ナンバープレート を取り外し、役所へ持って譲るバイクの廃車手続き」をします。

ナンバープレートに記載住所の役所へ返納に行きます。

この時、自賠責保険のステッカーを外しておきましょう。期限が残っていれば保険会社で返金や、購入者へ譲渡することができます。

役所へ持っていく物は、

▶︎ナンバープレート
▶︎標識交付証明書
▶︎印鑑
▶︎免許証

標識交付証明書は、ナンバー交付の際にもらえる書類で、おそらく自賠責保険証などと一緒にバイクに積んでいるのではないでしょうか。

もし無くても、役所に行って説明すればなんとかなります。

ちなみに廃車手続きにお金は必要ありません。

②もらった書類を購入者へ郵送する

手続きをしてもらった書類を購入者の住所を聞いて発送します。

書類は、

▶︎廃車書
▶︎譲渡証明書
▶︎自賠責保険証明書とステッカー

を送ります。

自賠責保険証明書とステッカーはなくても構いません。

自賠責保険は「人」につく保険ではなく、譲る「バイク」につく保険なので出品者が持っていても仕方ありません。なので渡してあげる方が株が上がりますね。

もちろん、残りが何年も残っている場合は返金した方がいいので、保険会社で解約をして返金してもらいましょう。

廃車書もなくても手続きはできましたが、購入者側がちょっと大変な思いをするのでお渡ししてあげる方が親切です。(二代目を購入した際に譲渡証明書のみ、しかも出品者と違う人の記載された譲渡証明書だけが送られてきてメールも無視され大変な思いをしました)

出品者のすることは以上です。


バイクを引き渡すまで、バイクは商品なので大切に扱うようにするくらいです。

③購入者は書類が届いたら役所へ

書類がきたら役所へ行きましょう。

持ち物は、

▶︎廃車書
▶︎譲渡証明書
▶︎印鑑
▶︎免許証

です。

自分が住んでいる地域の役所へ行きましょう。手続きは平日のみなので、会社勤めには大変ですが、手続き自体は30分程度で終わるので、会社から役所が近ければ昼休みでも行けますね。

また同一世帯のパートナーがいるなら、代理で行ってもらうことも可能で、代行届のような書類も必要ありません。

ちなみに、こちらもナンバープレート取得にお金は必要ありません。

役所ではその場で

▶︎ナンバープレート
▶︎標識交付証明書

がもらえます。

ボルトとナットもついているので、あとは出品者と相談し、取りに行く日を決めるだけです。

④いよいよ受け取りへ

購入者はバイクを受け取りに出品者の元へ行きます。

必要なものは、

▶︎ナンバープレート
▶︎ナンバープレートのボルトとナット
▶︎免許証
▶︎ヘルメット
▶︎自賠責保険証明書
▶︎自賠責保険ステッカー
▶︎ドライバーとスパナかペンチ
▶︎ファミリーバイク特約へ加入

ナンバープレートとボルト、ナット、免許証は問題ないですね。

ヘルメットは忘れがち。昼間であればホームセンターなどでも買えますが、あらかじめ用意しておきましょう。

では自賠責保険はどうするか。今はコンビニですぐに発行してもらえます。なので最悪取りに行くその日でも全然間に合うので安心してください。

ステッカーも一緒にもらえるので、ナンバープレートの隙間に貼り付けましょう。貼り付け場所はだいたい左上のスペースです。

ドライバーとスパナかペンチは、出品者の方に借りてもいいですが、自分で持っていきましょう。100均でも売られているもので十分です。

最後のファミリーバイク特約は、取りに行く前日までには保険会社へ連絡し契約しておきましょう。

⑤安全運転で乗って帰る

出品者の元へ行き、バイクを見てバイクについての説明を受け、ナンバープレートを取り付けてステッカーを貼ったらもう後は帰るだけ。

出品者の方がよほど心の広い方でなければ、大抵はガソリンがスッカラカンです。長期保管の場合は、安全性の面からもガソリンを入れていない可能性が高いので、まずはガソリンを入れましょう。

この時、リザーブがちゃんとOFFになっているかも確認しておくと安心です。

初めて乗るバイクはクセもわからず、慣れていないため事故を起こしがち。とにかく家まで安全に無事に帰れるようにしましょう。

まとめ

お住いの市町村に寄って少し違うところもあるかと思いますが、概ね同じ様な流れになるかと思います。

もっともっと複雑でめんどくさいのかなと思いましたが、思っていたより簡単でした。

車体番号の「石刷り」が必要なんて事が書いてあったりして、わからないなりにマスキングテープと鉛筆でこすって刷って用意したりしましたが、全然必要ありませんでした。

とにかく自分の身分証と印鑑ともらった書類を持って役所に行けばなんとかなりますので、「名義変更難しそう…」と尻込みしている方は是非チャレンジを。

バイク屋さんにお願いするととても楽ですが、手数料で一万円以上は取られちゃうので、自分でやった方が断然お得!です。

 

くらしをあげる、kuranでした。

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