切れ痔といぼ痔の発症と治るまで|ボラギノール&プリザエース

切れ痔といぼ痔の発症と治るまで|ボラギノール&プリザエース

10年ほど前に、拭き取った便にかすかに血が付いていることがありました。

突然汚い話ですみません。

切れ痔との出会い

はじめのうちは痛みもなく、血なのかもわからない程度だったのですが、日を追うごとに痛みも出てきて、大便が苦痛になっていったのを覚えています。

生活が不規則で食生活は揚げ物中心、便秘がちになったのが原因の1つだと思われます。特に便秘明けの便の痛みは激しく、拭き取るとトイレットペーパーが真っ赤になる、なんてことも珍しくありませんでした。




当時行った改善方法

病院には行きたくない。

恥ずかしいからということもありましたが、仕事が多忙でわざわざ痔のために病院に行く時間が取れなかったというのが大きい理由です。

なので、食事改善と市販薬で改善を試みました。

食事療法について

キャベツやらレタスやらを食べまくるはなんだか飽きそうだったので、根菜を中心に食卓に追加することにしました。特に筑前煮。レンコンやこんにゃくや大根などをいっぺんに調理して食べることができるので、かなりヘビーローテーションにしていました。

あとはヨーグルトも良く食べるように。運動が1番大切なのはわかっていたのですが、運動に割く時間が本当に取れなかったので運動は一切していません。それでも食事療法だけでも結構効果があり、便秘はなくなり肌ツヤも良くなったりしました。

便秘明けの便を出すたびに、「裂ける」感覚があったので、便秘がなくなったのはかなり大きかったと思います。

市販薬について

市販薬は日本人にはおなじみの、静止画のCMで有名なアレにしました。

そう、ボラギノールです。

とても黄色いやつですね、普通にドラッグストアで購入しましたが、やや恥ずかしかったです。せんべいと一緒に買って、祖父のおつかい感を演出しましたが、効果のほどはわかりませんでした。今では普通にネットで購入できるので、その方が気は楽でいいですね。ドラッグストアだと意外と探すの大変だったので。

購入したのは、ボラギノールの患部に直接塗布するタイプのものです。

便をし終わった後に塗るのが楽でいいのですが、衛生面を考慮してお風呂あがりに塗るようにしていました。ガーゼなどに塗りつけて、患部にはっつけておくのも良いようです。ザラッとした感触でペットリ張り付いてくれます。

塗ると痛みも和らぐのでそれがありがたかったですね。

切れ痔完治

そんな対策をして1ヶ月ほどしたときは、もうボラギノールを塗るのも面倒と思うほど痛みも血も出なくなりました。半分も使わないくらいで完治してまいましたが、おそらくそこまで重度ではなかったためかと思われるので、人により程度は違うと思います。

ですが、kuranにはこの2つの対策が効果てきめん。すっかり良くなり、10年ほどはあの痛みとはおさらばしていました。

そして10年後に再発

やっぱり仕事です。

仕事で多忙な時に便秘などと重なると「裂けちゃう」んです。

でもそこは経験者。

「あー、はいはい。これね、知ってる知ってる。筑前煮とボラギノールね。」と意気揚々と対策を講じます。

でも、今回はなんか違う。出血量が多く、痛みも強い。なによりボラギノールが全く効かない。多めに塗ったりこまめに塗ったりしても効かない。

なぜ?

ボラギノールから変更してみる

ボラギノールがまったく効かなくなったので、市販薬を別のものに変えてみました。

それがプリザエース軟膏。

青い落ち着いた色味。「ザ・切れ痔用軟膏」って感じがないので、急な来客が来てしまい忘れても大丈夫。

これを塗布し様子見て2週間。特に変化はありませんでした。一体なぜ?

まさか、切れ痔じゃなくて違う病気??と思い、病院に行くしかないとやっと重い腰をあげます。

はじめての肛門科

大きな病院や今時の綺麗な病院は行きたくなかったので、ひっそりと年季の入ったような病院を見つけ受診しました。

受付を済ませ、待ち時間に置かれているソファに座ります。とってもソフトな座り心地。お尻のお悩みに優しい気遣いを感じ、この病院は間違いないと直感しました。

出会って10秒で指を入れられる

汚い話が続きますが、診察室に入り挨拶もそこそこにすぐにベッドへ。

問診票に症状などは書いていたので、喋りながら診察も並行して進められます。ベッドに横になると壁側に体を向け、履いてるものを少しずらされます。

と思ったらすでに指を入れられました。

本当に声が出るほど痛かったのですが、ここで先生がこう言います。

「んー、イボ出てるねー、小さいけどねぇ。切れてはないねー。」

なんと。切れ痔切れ痔と思い込んでいたものはいぼ痔でした。

いぼ痔と診断され薬を処方

いぼ痔と言えば、お尻の外側に出てきてしまうものというイメージがあったので、お風呂場とかで触ってみた感じではそれはなさそうだったので、ちょっと衝撃でした。軽度の場合はまず内側にできるんですね、そこから大きくなり外に出てきてしまうようです。診察はかなり痛かったのですが、やっとボラギノールやプリザエース(切れ痔用)が効かなかった理由がわかり、スッキリしました。

切れ痔になった時はまたお世話になろうと思います。

処方された薬は坐剤

坐剤はこれです。

昔ながらのこの形、ロケット型のものです。今回は軽度なので、一回はこれを半分に折り、使用するようにと言われました。

ちゃんと説明書も付いていてありがたい。

衛生面でやはりお風呂あがりに入れるようにと言われました。

なかなか変な感じがしますが、割とうまく入れることができます。ゆっくりやれば痛みもありませんでした。

坐剤の効果はてきめん

坐剤を入れ始め3日。

痛みも出血もなくなりました。出血がなくなったら使用を一旦止めてもいいと言われたので、まだ3発しか使ってませんが使用を止めました。そして残った分は冷蔵庫で一年ほど持つので、また痛みや出血があれば入れればいいと言われました。

なんとコスパのいい。

まとめ

切れ痔やいぼ痔は、なかなか人に相談もできず、病院に行くのもなんだか億劫になりますよね。

でも我慢していてもなんのメリットもありません。

ボラギノールやプリザエースを使ってみても効果がないようであれば、kuranのように切れ痔と勘違いしていたり、相当に進行してしまっているかもしれません。

特にいぼ痔は放っておくと、手術が必要になってきたり脱腸などの引き金にもなりかねないそうなので、我慢したり無理をせず病院にかかることをおすすめします。

 

くらしをあげる、kuranでした。

■毎日のことなので早めに治したいですね■