100均の簡易セメントで植木鉢作り|シンプルでおしゃれな一点物

100均の簡易セメントで植木鉢作り|シンプルでおしゃれな一点物

観葉植物にあう植木鉢、こだわりだすと、あれも違うこれも違うとなってきます。花屋さんや雑貨屋さんへ行くたびに探したりしますが、どうもピッタリのものってなかなかみつからない。

そんな時に100均で見つけた簡易セメント、これで植木鉢を作ったら、結構いい感じになるんじゃないの?ということで早速作ってみました。

100均に売られているセメント

100均(ダイソー)の店舗によって違うかもしれませんが工具などが置かれている棚にあります。

こんな感じの商品です。

種類もいくつかあり、粗め〜化粧用まで幅広く置かれています。

100円なので少量ですが、これが植木鉢作りにはちょうどいい量です。

たくさん作りたい!という方は、100均ではなくホームセンターにある簡易セメントを購入した方が安くつきます。

↑こんなやつ。

 

この600g で小さな植木鉢を二つくらい作れる量です。

今回は家の在庫に化粧用の細かいものしかなかったので、記事用にこれを使いながら説明しますが、植木鉢を作るなら粗めの方が強度もあっていいと思います。

セメントで植木鉢を作る手順

100均のセメントを使って簡単に植木鉢を作る手順を紹介します。

 

1.まずは容器探しから

手順は簡単ですが、ちょどいい入れ物を探すのが難しいです。

セメントの型を作って流すのですが、捨てても良くてちょうどいいものって意外と見つかりません。

kuranオススメの容器はこちら。

そう、クノールのカップスープです。

なぜか、それはおいしいから。

 

おいしくてしかもセメント植木鉢の方にもなれるって最高です。

さすがはクノールさん。

 

大きなものがいい方はカップラーメンの容器なんかも使えますし、四角いのがいい方は牛乳の容器でも作れますよ!

 

外枠の方が見つかったら、次は内枠用の容器も必要です。

内枠用とは、植木を入れる穴ですね。

ちょどいいのはペットボトル。

あまり外輪と内輪に差がありすぎて、植木鉢が薄すぎると脆く割れやすくなりますし、分厚いと重すぎてしまいます。

このバランスが難しいのです。ここは経験で。

ペットボトルも、家になかったのでこれを使いましたが、「いろはす」のようなボトルが柔らかいものの方が最後が楽です。

 

2.セメントを容器に入れる

容器が見つかったら、そこにセメントを入れます。

入れるセメントの粉は、容器の半分以下になるようにしてください。

三分の一くらい。

これくらいでいい感じのサイズになります。

今回は粉だけですが、ここに繊維系のもの(ヤシの実など)をまぜると強度が高まります。

普通にそこらへんの砂利(大きすぎないもの)を混ぜても全然いいです。

とにかく写真の仕上げ用のセメント100%では強度が全然ないです。

 

3.水を入れてまぜる

粉を入れたら水を入れます。

正確に何mlかとかは言いにくいので、雰囲気で作っていきます。

水を入れる時多少、粉が舞うので水はゆっくり静かに入れましょう。

一気に入れずに少量づつ足しては混ぜて、を繰り返してください。

クノールのカップスープで使用したスプーンが活躍します、さすがはクノール様ですね!

 

ただ、混ぜるとわかりますが、セメントは水を足した直後からかなり硬くなってきます。スプーンが折れると回収が大変なので、ゆっくり慎重に混ぜてください。

しっかりと混ぜているつもりでも、そこの方には水が行き渡らずに粉のまんま残ってしまっていますので、底からかき混ぜるようにしましょう。

 

こんな感じにドロドロになってきます。

 

水っぽすぎず、粉っぽすぎず、ドロっとした、そうですねたとえばお味噌のような感じがいいと思います。

お味噌ほど感触は柔らかくないですが、ドロり具合はお味噌ほど、これがミソです。

 

水っぽすぎると脆くなり、粉っぽすぎても表面が固まらないのでここも大事です、ミソです。

 

少しでも置いておくと固まりだすのでここからはスピーディに。

 

4.ペットボトルに水を入れてドボンする

用意していたペットボトルに水を入れます。

それを写真のようにドボンとセメントの中へ!

普通に落としても表面で止まると思うので、ぐりぐりしながら底の方へ沈めていきます。

注意することは三つ。

・三分の一以上にしていた場合、この時にセメントが溢れてくるので、何かしらの下敷きをして置かないと処理が大変です。捨ててもいい何かを敷いてから作業しましょう。

・ペットボトルは円の中心になるようにしましょう。円の中心にしないと、薄い部分分厚い部分ができてしまい見た目も悪く、強度も無くなります。

・どこまで沈めるかを注意しましょう。ぐりぐりしすぎて沈めすぎてしまうと底部分が薄くなり、最悪、底が抜けてしまいます。底部分は多少分厚くてもいいので余裕を持ってぐりぐりしましょう。

また水切り用の穴は最後のドリルで空ければいいので気にしないこと。

はじめに作った時は、水抜き穴用に丸棒を底に貫いて作ったペットボトルで試しましたが、穴部分が脆く抜く時に割れてしまったので、しっかり固まり始めてから穴を空ける方がキレイに仕上がります。

 

5.しばらく乾燥させる

ここまでできたらしばらく乾燥させます。家の中よりも外で風に当てた方がいいと思いますが、雨には絶対に濡れないようにしてください。

2日ほど乾燥させると表面が硬くなってきます。

 

6.カップを慎重に剥がす

季節や天候にもよると思いますが、二日もすれば表面はしっかり固まってくると思います。

表面が固いことを確認して、カップを剥がしていきます。

カップはカッターで簡単に切れますが、空気に触れていない部分のセメントはまだしっかりと固まっていないのでカッターの刃で簡単に傷がついてしまいます。

力を抜いて軽く何度も切って剥がしましょう。

 

まだしっとりとしています。

無理に動かしたりすると砂場で作るお山のように簡単にボロっとなってしまうので、ゆっくり慎重に。

そこが特に脆いので、横部分が剥がれたらそのままもう二日ほどおいておく方が無難かもしれません。

 

剥がすことができたらこのまましばらく乾燥させます。

理想は三日ほど。

 

7.乾燥できたらペットボトルを抜く

しっかり乾燥し、表面が白くなり触ってもコンクリートのように固いならもう大丈夫、割れることはまずありません。

こんな感じに白っぽければ固まったと思っていいと思います。

あとはペットボトルの水を抜き、ペットボトルを潰して引っこ抜けば植木鉢の完成です。

手順にすると工程は多いですがやってみると意外と簡単なので試してみてください。

完成はこちら

完成した植木鉢はこちら。

100均のセメントは乾燥するとかなり白っぽくなります。

この白っぽい感じが緑ととても相性が良くて観葉植物がキレイに映えるような気がします。

器はちょっと重いですが、おしゃれな一点物の完成です。

ネットで買えるコンクリート植木鉢

セメントは作るのも面倒だし、処理も大変そう…

そんなあなたはネットでの購入をオススメします。

作らなくても買えます、販売されているコンクリ植木鉢もかっこいいもの多いんですから!

 

大きめの植物もイケる使い勝手のいいフォルム。

石材のような加工のされたテラコッタセメント植木鉢。

こちらはキューブが三つ繋がったテラコッタセメント植木鉢。

かなり大きめの植木鉢。窓際に置いてたくさんの種類の植物を寄せ植えしたり大きなものをドンと植えたり。オシャレは足元から。

まとめ

100均でできるお家遊び、セメント植木鉢。

いかがでしたか?

良い感じの方さえ見つかれば、植木鉢の可能性は無限大です。

ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。

 

くらしをあげる、kuranでした。

■完成することより工程が楽しい■