【ビカクシダ】ヴィーチーとネザーランドの育成記録
- 2018.07.29
- くらしの観葉植物
ビカクシダ(コウモリラン)にはたくさんの種類があります。
前回訪問したザ・ファームユニバーサルでしれっと購入していたビカクシダの「ヴィーチー」と「ネザーランド」。我が家で育てている「ビフルカツム」以外の種類を初めて迎えました。種類によって全然違うので面白いですね。
購入時期のタイミングも手伝ってすくすく育っているので観察記録を記事にしたいと思います。
ヴィーチーについて
ヴィーチーは、プラティケリウム・ビフルカツム・ヴィーチーという名で、ビフルカツムと掛け合わされて作られた新品種。
白く細長い胞子葉が特徴で、スタイリッシュでおしゃれさんな印象を受けるフォルムで人気です。
比較的安価で手に入りやすく、ネット上でもたくさん販売されています。比較的乾燥気味にして、太陽を多めに当てることで美しい「星状毛」が広がっていきます。我が家ではあまり直射日光は当てない(3時間だけ当たる)ようにしていますが、それでも星状毛はとても綺麗に生えそろっています。
ヴィーチーの魅力の大半はこの星状毛だと思っているので、今後もしっかりふさふさのヴィーチーに育てていきたいと思います。
ネザーランドについて
ネザーランドは、プラティケリウム・ビフルカツム・ネザーランドという名で、こちらもビフルカツムに改良を加えられてできた種類。
ビフルカツムにそっくりですが、ビフルカツムに比べて葉っぱが横に広く、もっちゃりした印象を受けます。葉っぱも色濃く、これはこれで違った魅力があり面白いです。派手さはありませんが、これからの成長を一番楽しみにしている種類だったりします。
新芽も丸っこく、スタイリッシュなヴィーチーと比べると倍以上の幅の葉を出してきます。
ぶっとく短い葉っぱで、深い緑のそのフォルムは、芯と男気ある職人さんという印象を受けます。
迎えたばかりの頃から今まで
ザ・ファームユニバーサルで格安で販売されていたヴィーチーとネザーランド。その姿を見つけてから買い物かごに入れるまでは30秒とかかりませんでした。小さな株でポットに入れられたくさん並んだヴィーチーとネザーランドの値札を見るとなんと500円。
買いますよそりゃ。その前に4000円の「ワンダエ」で迷っていたのですが、自分にはまだ早いと思って子株のふたつを購入。
ということで迎えたばかりのヴィーチーとネザーランドはこちら。
可愛いですね。左側がヴィーチー、右側がネザーランドです。
ヴィーチーは星状毛がびっしりで本当に白っぽく見えます。太陽が当たると真っ白に見えるほど。しゅっと伸びた胞子葉がとてもスタイリッシュです。
ネザーランドはのっぺりしていて横に広い葉っぱを出します。ヴィーチーの方が肉厚でネザーランドはやや葉厚が薄いかなという感じ。星状毛が少なく、かなり濃い緑色をしています。
女性的なヴィーチーに男性的なネザーランド。いい組み合わせですね。
購入したのが梅雨前、ちょっと成長が遅く新芽は出すものの株全体としてはあまり育ってなかったのですが、梅雨が明けるころには、
めちゃんこ育ってました。
ネザーランドは新芽をバンバン出して、ヴィーチーも新芽を出しつつ細く長く伸びていました、画面からはみ出ています。
梅雨前に出ていたひょろっとした新芽が、
こんなに立派な葉っぱに。
ネザーランドは新芽も太く、初めは「貯水葉がでたー」と思っていたら胞子葉だったというのを何度も仕掛けてくるいたずらっ子です。本当に出初めは貯水葉と思うような幅で出てくるので毎回騙されます。その後何枚か貯水葉は出てきたのですが、上の写真のようにあまり育ちません。
何か良くないのか、今はそんな気分じゃないのか、もう少し気長に貯水葉の成長を待ってみたいと思います。
葉の枚数も増え、密生感が増したネザーランド。これからの成長が楽しみです。貯水葉はよ出せ。
ヴィーチーもこの通り。
画面からはみ出す胞子葉、梅雨前より大幅に大きくなりました。葉の数も随分増えました。
それでもなんとなくスマートに見えます。スタイリッシュです。
こちらも貯水葉は出ていません。元々出ていた貯水葉は茶色く変色しました。胞子葉はバンバン出るんですが、貯水葉にまで手が回らないようです。こちらも貯水葉待ちで気長に育成してみようと思います。
新芽かわゆす。
管理方法
管理方法はビフルカツムと同様にしています。
直射日光の当たらない半日陰(屋外)で植木鉢に入れて育成。
水は土がしっかりと乾いたら、バケツに水を張りそこに並べて下から吸わせるようにして置いておきます。だいたい15分もすれば表面の土まで染み込んでくるのでそこでバケツから出して定位置に戻して乾燥させます。
葉水はほぼ毎日、霧吹きで与えています。
肥料はプロミックを一粒。プロミックはこちらの記事でも紹介していますのでよろしければ見てくださいー。
たったこれだけです。
それでも元気にすくすく育っています。購入した時期が良かったのもあると思いますが、梅雨に屋外で雨に当たるようにすると生育がいいというのをお聞きしたので試してみた結果かもしれません。
貯水葉がまだしっかりと出ないのが気になりますが、ビフルカツムでも2年目に出し始めることも多いのでもう少し様子を見てみます。
これから
ビカクシダの鉢植え。
これはこれでかっこいいと思うのですが、本来は樹木などに着生する植物なのでその本来の姿に近づけるのがやっぱり一番かっこいいですよね。
貯水葉がしっかりと出てきたら、板付けにしようと思います、ふたつとも。
板付けにすると急に調子を上げる場合も多いので(板付けにするタイミングが成長期だからですが)早く板に付けて壁にかけたいです。インテリア的にも。成長に合わせてスタイルを変えられるビカクシダ、やっぱり素敵ですね。
まとめ
現在、ヴィーチー、ネザーランドと並べて置いているビフルカツムがあるのですが、こちらは絶好調。
梅雨前に出した小さな貯水葉は、
大きく成長しました。ブリッブリです。
さらにまだ二枚も貯水葉を隠し持っています。
梅雨明けまでの数週間でこんなに大きくなるとは。雨にあてた方が成長するとは聞いていましたがここまで露骨に成長するなんて。
いま、このビフルカツムは完全に「スイッチ」が入っています。
もう少し大きくなったらこいつも板付けをしてみようかと思います。
この三株のこれからの成長が楽しみです。
並べるとヴィーチーの白さが際立ちますね。
くらしをあげる、kuranでした。
◼︎ヴィーチーとネザーランドもかわいい◼︎
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