錦花鳥-キンカチョウ-生まれたヒナたちのその後|繁殖は結構簡単

錦花鳥-キンカチョウ-生まれたヒナたちのその後|繁殖は結構簡単

錦花鳥のヒナが生まれてから二週間。

触るのが怖くない程度まで成長してくれた、その後の成長を追ってみたいと思います。




新しく生まれた錦花鳥は二羽

生まれた錦花鳥は二羽。孵化しなかった卵もありましたが、この二羽は無事育ってくれました。

 

つぼ巣から取り出して間もない頃。

まだよちよち歩きしかできません。毛もアホ毛がたくさん付いています。でもすでに羽はしっかりと生えそろっていて、もう間もなく飛べそうなほど。

 

手に乗せてもあまり嫌がりません。あまり動けないからというのもありますが、目がやっと見え始めた頃なのでそんなに人間にも抵抗がないのかもしれません。錦花鳥は成鳥でも小さいですが、ヒナはさらに小さく扱いに気が抜けません。

 

餌はしっかり食べてくれます。

久しぶりの挿しエサだったので勝手をつかむのに時間がかかりましたが、2日目にはしっかり自分から口を開けてくれるようになりました。

 

お腹が満たされるとすぐに眠そうにします。

そこが可愛い錦花鳥。錦花鳥は親鳥にアピールしやすいように(だと思います)口の淵に白色の模様と口の中にも黒色の斑点があります。口を開けると目立つようになっているんですね。生き物って本当に不思議です。

 

手の中でもちもちする

生まれた二羽は本当に仲良しです。

ずっと体を引っ付けて離れようとしません。手の中に抱くとすぐに寄り添って二羽でもちもちします。飛ぶことができないので食べると寝るの繰り返し。エサは1日3回ほどを目安として与えます。与える時間は生活リズムに合うように、決まった時間に与えるようにしましょう。

 

寝てる顔も可愛いですね。

 

成長して見分けがつくようになってきました

生まれたばかりの時は体色もほぼ同じで、見分けがつきませんでしたが、だんだん体色も変化し見分けがつくようになってきました。

 

違いは目の下とほっぺ。

目の下に線が入るだけなのと、チークに黒い模様が出だしました。

この違いではっきり見分けることができますが、なんとも地味な配色です。どうやらどちらもメスの様子。

 

この親鳥のどこをどう引き継いだら全身灰色になるのか疑問ですが、それはそれで可愛いので良しとします。

オスは派手な体色になりますが、メスは本当に地味ですね。

 

ふたりはなかよし

二羽はいつも一緒。

さらに二週間ほどすると低空ですが飛べるようになります。飛べるようになったらあっとゆう間に親鳥についていけるほどの速さで飛べるようになります。

 

体色は相変わらずの灰色ですが、徐々にくちばしがオレンジ色に変化してきました。

成鳥に近づいてきた証です。錦花鳥の成長はとても早く3ヶ月もすれば立派に大人の仲間入りです。ヒナ時代の可愛さはほんとに瞬く程の出来事です。ヒナの世話はとても神経を使いますし大変ですがその期間はわずかなので楽しむようにしましょう。

 

くちばしはどんどんオレンジになります。

くちばしの色が変化すると、錦花鳥!という感じが増してきます。




逃してしまった

どこに行くにも二羽は引っ付いて離れません、が一度だけ不注意で外に逃してしまったことがあります。夜の、ほんの一瞬窓を開けた隙に、ヒナの片方が飛び出して行ってしまいました。しばらくは近くの電線に止まって必死で鳴いていたのですが、なにせ初めての外で帰り道がわからくなくなったのでしょう。こっちの必死の呼びかけ、残さらた片方をケージに入れて一緒に探しに行きましたが、声はどんどん遠くなり、深夜にはついに声が聞こえなくなってしまいました。

片方がいないので変に思ったヒナは一晩中鳴いていました。いつも鳴くとすぐ隣で返事をくれる片割れがいなくなったので、寂しい思いをさせてしまいました。

子どもを寝かしつけてから近所を探し回りました。声は聞こえませんが、たいてい逃げた子は半径100m以内に入る可能性が高いということをよく聞いていたので、近くの排水溝の中や木々をしらみ潰しに探しました。数時間さまよいましたがまったく見つからず、諦めて寝ることに。

翌朝5時ごろ、ふと目を覚ましてベランダに出てみると、遠くの方でかすかに聞き覚えのある声が。

急いで片割れをケージに入れて飛び出しました。するとケージの中の子に呼びよせられ、肩の上に乗ってきてくれました。

奇跡!この寒い中よく一晩耐えてくれた。

そのままゆっくり逃さないように家まで帰り、扉を閉めました。もう飛ぶ元気もないのかぐったりしていたので、急いでエサのあるケージに入れると無心でエサをつついていました。錦花鳥は一度にあまりたくさんの量を食べることはありませんが、5分間くらいずーっと食べていました。

 

つらかったね、ごめん。

2度と同じ過ちは繰り返さないと誓った事故でした。

よく逃してしまった人のSNSなどを見ますが、諦めずに素早い行動が大切です。

やっぱりそこまで遠くへは行かないので、近くを探して、もし複数飼いならその子をつれて一緒に探しに行くのがいいと思います。鳴いて呼んでくれて戻ってきてくれたこのパターンは珍しいかもしれませんが、可能性を少しでもあげることができると思うのでぜひ試してみてください。

錦花鳥などの小鳥はほんの一瞬の隙に出て行ってしまいます。出て行くつもりはなくても驚いた拍子などで飛び出してしまうので、窓の開け閉めは十分注意してください。

 

まとめ

すくすく成長したヒナたち。

その過程で錦花鳥でも人間の縮図のような関係を見ました。

 

ヒナ二羽と一緒の布団で寝るメスくん。

 

寂しく一人で寝ているオスくん。

 

あぁせつない。

 

 

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くらしをあげる、kuranでした。

◼︎脱走時は焦らず近所から攻めましょう◼︎